「京都ニュース」No.143 昭和51年(1976年)
この「京都ニュース」No.143の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 京都市伝統産業会館オープン |
02:13 |
| トピックス びわ湖の水を大切に |
01:17 |
| 市民ぐるみ運動5年目 |
01:24 |
| 火災のないまちに |
02:29 |


左京区岡崎。美しい疏水の流れに沿って、京都市伝統産業会館がオープンしました。

総工費10億円。この会館が世界に誇る京都伝統産業の発展の拠点となっていきますように。舩橋市長の挨拶です。

ゆっくりご覧ください。千年の歴史と人々のたゆまぬ努力によって守り、育てられてきた伝統産業。展示室に並べられた数々の作品が、素晴らしい伝統の美を満喫させてくれます。

こちらは明日を担う若い人たちの作品展。たくましい成長の息吹が感じられます。

数多く設けられた研究室のひとつで、講師を囲んで真剣な技術研究がもう始まっているのです。こんなにして出来上がっていきます。実演コーナー。この伝統産業をさらに発展させましょう。歴史の重みとつくる人の心を込めた、手造りの味。


毎日の暮らしになくてはならない水道の水。この水は琵琶湖から2つの疏水を通ってやってきます。

この琵琶湖の抱える問題を一緒に考えよう。先ごろ、近畿6府県3市の知事・市長が集まって第1回琵琶湖淀川環境会議が開かれました。

琵琶湖・淀川の水は近畿の人々の大切な飲み水です。上流下流全ての自治体が力を合わせて守っていこう。京都市でも下水道作りを更に進めて下流の街に綺麗な水を送ります。舩橋市長も力強く決意を述べました。健康で明るい暮らしのために今、府県をつなぐ連帯の輪が広がってゆくのです。

京都市の市民ぐるみ運動5周年を祝って、京都会館で記念大会が開かれました。

この運動は自然と人間を取り戻し、快適な環境を作ろうと昭和46年にスタートしたもの。

市民のみなさんのご協力で着々と成果を上げている、100万本植樹運動。市民の森、記念の森などこの5年間に植えられた木はおよそ40万本にもなりました。

青い空を守る運動もすっかり定着。でも自動車の排気ガスは今一歩。そして美しい水と綺麗な街を。市民みんなで公害のない緑豊かな住みよい街を築きましょう。


ちょっとした不注意が、大切な財産をこんな姿に変えてしまうのです。火を使う機会の多い冬。ストーブやこたつなど、暖房器具による火災が増えています。お宅の暖房器具は大丈夫ですか? 本格的な冬を前に、市内各地で暖房器具の点検が行われました。防火の第一歩は安全な器具を正しく使うこと。器具の手入れは常日頃からお忘れなく。そして何より大切なこと、火を使ったときは後始末を十分に。あ、火事だ。でも慌てるのはかえって危険。万一の出火に備えて、避難方法や火災に対しての心構えをみんなで確かめておきましょう。こうした訓練はいざ本番というときの力強い備えとなるのです。年の瀬からお正月にかけては、慌ただしさから火の取り扱いが疎かになりがち。消防局では火災撲滅市民ぐるみ運動を展開。防火指導も各地で行われています。20年連続火災減少の輝かしい記録。これは京都市民の防火意識の高さを物語っています。火事のない街・京都を目指してより一層のご協力をお願いします。


