「京都ニュース」No.153 昭和53年(1978年)
この「京都ニュース」No.153の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 21世紀へ高らかに宣言 世界文化自由都市宣言 |
03:21 |
| トピックス 伝統産業展 |
00:58 |
| 京都の六斎念仏 |
00:47 |
| 火災のないまちに |
02:54 |


京都を世界の文化交流の場に。10月15日、自治80周年記念式典で舩橋市長は世界文化自由都市を宣言しました。

スピーチ)世界文化自由都市宣言。都市は、理想を必要とする。

その理想が世界の現状の正しい認識と自己の伝統の深い省察の上に立ち、市民がその実現に努力するならば、その都市は世界史に大きな役割を果たすであろう。

我々は、ここにわが京都を世界文化自由都市と宣言する。

世界文化自由都市とは、全世界のひとびとが、人種・宗教・社会体制の相違を超えて、平和のうちに、ここに自由につどい、自由な文化交流を行う都市をいうのである。

京都は、古い文化遺産と美しい自然景観を保持してきた千年の都であるが、こんにちにおいては、ただ過去の栄光のみを誇り、孤立して生きるべきではない。広く世界と文化的に交わることによって、優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市でなければならない。われわれは京都を世界文化交流の中心にすえるべきである。

もとより理想の宣言は易しくその実行は難しい。われわれ市民は、ここに高い理想に向かって進み出ることを静かに決意して、これを誓うものである。 世界中の人々が誰もが集い、自由に文化が交流できる理想の街京都を、市民みんなで作り上げよう。私たちの街京都は21世紀に向かって歩み続けています


西陣織、京友禅、清水焼、京人形など、磨き抜かれた伝統の技。その一つひとつに心が込められています。

市内には今、京都市伝統産業技術功労者が145名。伝統的工芸品産業功労者が60名。

伝統技術の維持・発展や後継者育成などに活躍されています。世界中の人々から憧れを持って見つめられている京の伝統産業は、今日もこうして受け継がれているのです。

庶民の暮らしの中から生まれた伝統芸能。後継者など困難な問題を乗り越えて、

この度、京の代表的な民俗芸能・六斎念仏が国の無形民俗文化財に選ばれました。千年の歴史を経て脈々と受け継がれてきた伝統産業や芸能。市民みんなでいついつまでも守り育てていきましょう。


あなたの家や財産が瞬く間に灰となってしまうおそろしい火事。消防局では防火の指導・点検に全力投球。市内での火事は今年になって増えています。
火の近くに燃えやすい物を置いていませんか。故障したり、破損したままの器具を使っていませんか。火事を出さないためには、日頃の備えが大切です。もし地震が起こったら、あなたの家ではすぐに火を消すことができますか。

地震を再現する起震車はどこの町内でも大モテです。夏に比べて2倍も火災が多い冬を前に、市内各地を巡回して暖房器具の点検と修理。今年から石油ストーブは耐震消火装置付きのものを使っていただくことになっています。
自分たちの職場は自分たちで守ろう。市内で500の工場、百貨店、病院などの事業所では自衛消防隊を作って防火や消火訓練に真剣です。

あ、火事だ!万一に備えての訓練。おたくの非常出口は大丈夫ですか。火事が起こっても日頃の備えが、火災からあなたを守り、被害を少なくしてくれるのです。みんなで協力して火事のない京都の街にしたいものですね。



