2019.08.13infomation
9月3日「おもちゃ映画の夕べ」をします!!!
8月8日から立秋だそうで、改めまして皆さまに残暑お見舞いを申し上げます。
夏バテで疲れた心身を楽しい催しでリフレッシュしていただこうと、9月3日19時から、チャーミングな女性二人に登場していただいて、「おもちゃ映画の夕べ」をします。戦前の無声映画を活弁と生演奏でご覧いただこうというものです。
出演は、見た目が可愛いらしいだけでなく、ますます磨きがかかった話術の大森くみこさんと無声映画の演奏が楽しくてたまらないという天宮遥さん。当館でもお馴染みのお二人です。
上映するのは、コリン・ムーア主演のアメリカ映画『エラ・シンダース』(邦題「微笑みの女王」、1926年)と当館所蔵のおもちゃ映画です。
昨年10月開催の京都国際映画祭の折り、ワコールスタディホール京都で特別上映したサイレント映画上映会「シンデレラ・プリンセス特集」は、おかげ様で多くの方にご来場いただき、大いに楽しんでいただきました。この時も、大森さんと天宮さんに出演していただき、シンデレラコレクターとしてギネスに認定されたかわたまさなおさんの解説、吉本の美しいタレント、ロバータさんの司会進行と華やかな雰囲気の中での上映会でした。
その時上映したのは、ドイツのロッテ・ライニガーが作った素晴らしい切り絵アニメーションやグリム童話版とペロー版のアニメーション、ドイツのヘルガ・トーマス主演の実写版と様々なシンデレラのお話を中心にご覧いただきましたが、今回上映する『エラ・シンダース』も、古くから伝えられるシンデレラのお話しに着想を得て、アメリカで公開された喜劇映画です。
主役のエラ・シンダースを演じるのは、オカッパ美少女のコリーン・ムーア(1899-1988)で、1920年代に流行したファションに身を包んだ“フラッパー”’と呼ばれる新しい女性の代表的存在でした。邦題は「微笑みの女王」ですが、連想するのは、8月初めに開催されたゴルフ海外女子メジャーの全英女子オープンで初出場の渋野日向子さん(20歳)が優勝し、米国「ニューヨークタイムズ」紙が「大会前は無名といえる存在だったが、いまは“微笑みのシンデレラ”と呼ばれている」と、その活躍をグリム童話のシンデレラに例えた報道ですね。