「京都ニュース」No.106 昭和45年(1970年)
この「京都ニュース」No.106の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
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お待たせしました~かしの木学園 |
01:01 |
| お待たせしました~身障者福祉会館 |
01:16 |
| トピックス~市役所前にイタリアフィレンツェからのブロンズ像(プッチーノ像) |
01:07 |
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トピックス~京響の新指揮者に渡辺暁雄氏就任 |
00:56 |
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マイカーと駐車場 |
03:22 |
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トピックス~国道162号笠峠起工式 |
01:01 |


精神薄弱者の施設、かしの木学園が西大路三条に完成しました。鉄筋コンクリート2階建てのこの施設は、特殊学級を卒業した人たちに独り立ちできる技術を身につけてもらおうと作られたもの。

学園の中には色々な作業室や食堂もあり、設備も整っています。ここで作られるのは陶器、紙箱、それにエプロンなどの簡単な縫い物で、工賃ももらえることになっています。市長から鍵を受け取る園長。よろしく頼みますよ。この施設の誕生を待っていた関係者の喜びはひとしお。

一方、体の不自由な人のためのセンター、京都市身体障害者福祉会館が完成。

開所式で富井市長は、身体障害者の皆さんの文化センター、訓練の場として大いに利用してくださいと挨拶。憩いの場として談話室や図書室などもあり、1人でもサークルででも使えます。

機能訓練や悩み事の相談室も作られています。一番大切な機能回復訓練には専門の講師が指導。歩行訓練のための平行棒。足に力をつける練習機。体力づくりの設備が整っています。京都市では市民の皆さんの協力で、恵まれない人々の幸せを高める仕事にこれからも力を入れていきます。


市役所前にかわいい子どものブロンズ像が建てられました。これは、京都の姉妹都市、イタリアのフィレンツェから友情の印として贈られてきたものです。

除幕式では、これからもお互いの市民の間で友情を深めていきましょうと市長の挨拶。

イタリアからは、カサルディ(?)夫妻が出席。プッチーノはフィレンツェの街の守り神。皆さん、かわいがってやってください。飛び跳ねるイルカを抱いた小さな坊や(?)。ブッチーノはイタリア語でかわいい子。京都の皆さん、仲良くしてくださいね。


早速行われた渡邉さんの就任披露。第124回定期演奏会。チャイコフスキーの『交響曲第5番』など。これからの京響の活躍ぶりにご期待ください。

富井市長、蜷川知事出席のもとで行われた笠峠の起工式。この笠峠は北区の小野郷から府下京北町を通り、日本海に抜ける重要な幹線道路。国道162号線にあります。


4キロの間、急勾配・急カーブが続く笠峠。これをトンネルで結び、2キロに短縮、道幅も広げます。総工費12億4000万円をかけ、府と市が力を合わせて進めるこの工事が完成すると、162号線の難所もなくなります。


くるま、便利なものではあります。増えるわ増えるわ、今や市内で我輩の仲間は21万台。奥様のお買い物にもお供します。銀行のご用も車の中からOK。我輩は、お風呂屋さんにもお供します。

我輩の仲間をたくさん増やしては、自分は片隅を歩く人間ども。右へ曲がるな左へ行くな。ルールとは難しいものである。道は人間のもの。違法駐車撲滅を目指して覆面パトロール隊の出動。お巡りさんもあの手この手と忙しい。動く我輩は意気揚々だが停まるとなると、休み場所が大変である。空き地があれば、どんなところにも駐車場が。仏さま、どうも失礼。浮世には身の置き所がなくてね。かしこみかしこみ慎みて駐車。お神酒はご法度。

15ヵ所ある市営駐車場。それももういっぱい。紫明通堀川にできた無人駐車場。世はまさにオートメ時代。全て機械仕掛けである。料金箱に100円硬貨を入れると、ゲートが開くという最新式のものである。

市内の駐車難解消に一役。川の監督は府、駐車場を作るのは市。力を合わせて疎水の上の駐車場も大幅に拡張。車の下を水の流れる。大わらわの毎日である。



