おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.108 昭和45年(1970年)

この「京都ニュース」No.108の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

目次 総時間

京の夏~夏の風物詩、日脳対策

02:37

くらしを守る建設すすむ~西部清掃工場、南清掃工場、東山青年の家、新山科浄水場

02:50

今年こそ水の事故0へ

02:43

 

 

深淵のはやめ暮れゆく薪能(?)。夕闇が迫るとかがり火が入り、夜空に響く笛鼓。野外の舞台は、夜空に映えて、観衆を幽玄の世界に誘い込む。京都の夏は、この薪能で始まる。

輝く太陽。おおいばりで立ちはだかる入道雲。

1本1本丁寧に植え付ける手には、わたくしたち日本人の何千年の歴史が流れている。政府の減反政策もどうなったのやら。1年間の垢を落とす大掃除。叩けば埃が出るのは畳ばかりではありませんよ(?)。

恐ろしい日本脳炎も、夏がシーズン。市衛生研究所の調査で、日本脳炎のヴィールスは豚の体の中でどんどん増えることが分かった。そこで京都市では、人間様より一足お先に豚の予防接種。全国で初めての試みである。市内1万頭の豚くんは、とんだ迷惑。

さらに大事なことは予防接種。病気にかかりやすい65歳以上のお年寄りは、今年から摂取料を無料にしました。このほか、昨年に続いて小中学生の半額公費負担、夜間接種も続け、日本脳炎から市民の皆さんを守る努力を続けています。

1日400tのゴミを処理する北清掃工場。しかし、皆さんのご家庭から出るゴミは増える一方。この増えるゴミに追いつこうと、市では右京区大枝に、1日に600t処理できる西部清掃工場を建設中。総工費は締めて21億5000万円。この工事は来年春に完成。公害のない衛生的な工場造りは今日も続けられている。

長い間ご迷惑をかけていた、横大路にあるゴミの埋め立て地。このゴミの山を、緑に包まれた憩いとレクリエーションの場に変えようと、7億7000万円をつぎ込んだ作業も着々と進んでいます。

働く青年たちに待ち望まれていた東山青年の家が、東山区役所の裏に鉄筋3階建て、工費7000万円で着工。来年1月には市内で5番目の、若者の憩いの場がお目見えします。

昭和40年から工事にかかっていた新山科浄水場もこのほど出来上がりました。操作はすべてオートメーション。綺麗な水を飲んでもらおうと総工費58億円、5年の歳月をかけたもの。将来の人口増加に備えて作られたこの浄水場は、一日15万tの水を皆さんのご家庭にお届けします。

 

危ない川べりに立てられる、水泳禁止の看板。

毎年、水死事故はほとんどが保津川、嵐山、桂川、疏水などの禁止区域で起こっています。

色鮮やかな水着姿が、若者の季節を謳歌。お肌を焼くのも結構ですが、少しは水にも浸かってはいかが。

水難事故0を目指して訓練に励む市消防局救助隊。市内7カ所にある救助隊は、いつでも出動OK。事故が起こったらすぐに119へ。危ない場所では泳がないように十分気をつけてくださいね。

子どもたちに、水にもっと親しんでもらおうと、市が進めている学校プール造り。子どもたちの代表と一緒に、テ-プを切る富井市長。全市の小学校にプールを作る計画も年々進み、今年は17校に完成。君はどれくらい泳げるの。なに、カナヅチだって。今年こそ、このプールで暴れまわって水を征服しようじゃないか。