「京都ニュース」No.135 昭和50年(1975年)
この「京都ニュース」No.135の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 水を治める |
02:18 |
| トピックス |
04:38 |
| 南清掃工場 第二工場完成 |
03:39 |


8月から9月にかけては台風シーズン。大雨による川の氾濫が心配です。

京都市では、市内を流れる川や排水路からの浸水ゼロを目指して、計画的な水との闘いを続けています。

川底をさらえて、堤防を直して、水のあふれるのを防ぐのです。こんなに立派な川に生まれ変わりました。昔と比べると、京都の水つきはずいぶん減っています。

でも、まだまだ安心はできません。雨で水かさが増えると、大きな川の水位が上がって排水路や小さな川へ水が逆流するところがあります。こんなところにはポンプを付けて、強制的に水を戻すのです。このほど完成した伏見区の洛南ポンプ場と南区の川田川ポンプ場。これで市内のポンプ場は32か所。

今年も浸水防除におよそ30億円を投入。京都市ではこのように治水事業10か年計画を立てて、140万京都市民を水の災害から守る仕事を進めているのです。


今年も京のまちに夏の訪れを告げた勇壮な儀式、洛北・鞍馬寺の竹切り会は、善男善女で大賑わい。近江座、丹波座の2組に分かれた鞍馬法師たち。

青竹を一刀両断。その速さを競って一年の豊作を占います。すべての災いを断ち切るというこの儀式。これも京都ならではの伝統行事です。

京の街並みに祇園囃子が流れてくると、いよいよ本格的な夏。

親から子へ、子から孫へと、幾代にもわたって受け継がれてきた、この祇園囃子。各鉾町では、後継者の育成にも余念がありません。こうした町衆の熱意が、今年も祇園祭を成功させたのです。

待ちに待った子どもたちの夏休み。でも、危ない場所での魚捕りや水遊びはやめましょう。今年こそ水の事故ゼロを目指して、水辺の総点検が行われました。

水泳は安全なプールで。京都市では、市内のほとんどの学校にプールを造って、子どもたちの体力づくりに役立てています。町ぐるみ、家族ぐるみで、明るく楽しい夏を過ごしたいものですね。


お腹いっぱいゴミを詰め込んだ自動車がやってきます。清掃工場。市内にある工場は、北、西、南の3か所。合わせて一日1700tものゴミが運ばれてきます。

このトラックで850台分。ゴミ問題は、一日もおろそかにできない課題です。

南清掃工場第二工場。一日600tのゴミを燃やすことができます。総工費40億5000万円と3年の歳月をかけて完成しました。この清掃工場の完成によって、ゴミ戦争の解決に一歩近づきました、と舩橋市長が挨拶。集められたゴミは、ここで回転ゲートへ。外とは完全に遮断。臭いも埃も大丈夫。

このクレーン、一掴みで4tです。中央制御室。工場内のすべての作業はここでOK。炉の中の温度は、750℃から950℃にも上ります。ずらりと並んだ公害防止装置。燃え尽きたゴミは、水で冷やされたのち、埋め立て地へと向かうのです。

清掃工場に初めて作られた試験室。市内の各清掃工場から持ち込まれた廃水の分析。そして、臭いや煙の調査など、いろいろな試験が行われるのです。

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横大路運動公園。ゴミの山も、今ではきれいなスポーツ広場。その広さ、10万m2。現代の怪獣、ゴミ。押し寄せるゴミの洪水。市民みんなでゴミ減らしを進めましょう。



