おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.136 昭和50年(1975年)

この「京都ニュース」No.136の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

 

目次 総時間
造成すすむ「洛西ニュータウン」

02:23

トピックス

02:26

 山陰線高架工事 急ピッチ

03:13

 

 

古都・京都に新しいまちが生まれようとしています。洛西ニュータウン。

新しいまちを形作る道路や宅地造成の工事も着々と進行。もう仕上げの段階です。

都市の基本となる、上水道、下水道などの整備も、急ピッチ。広い緑の丘に、美しい川のあるまちへ。今、きめ細かな造成工事が続けられています。

そして、このほど洛西ニュータウン管理公社も発足。この公社は、ニュータウンの中のショッピングセンターや公園づくりを担当するのです。いよいよこの11月、京都市では、宅地分譲の募集を行うことになりました。

やがてこのまちは、大枝、大原野の四季の美しさの中に、4万4000人の人々が住み憩う、明日の京都を象徴する市民のまちとなることでしょう。

さわやかな風が秋を運んできました。僕ら待ってたんや。巡回文庫、こじか号。

1200冊の本を積んで、毎月市の周辺部を回っています。歴史、科学読み物、童話、何でもあるよ。今度来たときに、読んだ感想を聞かせてください。おじさんの言葉でした。

学校から帰ると、まっすぐにここへやってきます。市内に20か所ある児童館。子どもたちの図書室兼遊び場です。本は静かに読むんですよ。でももう飽きちゃった。

こちらでは賑やかな声も弾んでいました。

大人の皆さんは芸術の秋。ここ、市民美術アトリエは、満員の盛況。今年は家庭展覧会を開きます、とは、参加したお母さんのお話でした。

いやあ、秋は何といっても食欲の秋。サンマ、栗ご飯、それから。青年の家の料理教室は大賑わい。でも、食べ過ぎないようにね。

スタミナづくりはトレーニングが一番。西京極スポーツセンターにあるトレーニング場では、熱気がむんむん。深まりゆく秋。あなたは、この秋をどのように過ごしていますか?

着々と進む、国鉄山陰本線高架工事。京都市が総工費67億円をかけて、47年5月から続けています。

今、高架工事が進められているのは、京都駅と二条駅の間、およそ3.2キロ。山陰線と交差する四条通、五条通、それに七条通などの幹線道路では、列車が通るたびに踏み切り待ちの車が数珠つなぎ。でも、ここが高架になれば、すべて立体交差となるのです。

先ごろ、主要幹線道路と立体交差にするため、橋桁をかける工事が、ここ四条通を皮切りに相次いで行われました。一本80tというコンクリート製の橋桁を、120tの巨大なクレーン2台で吊り上げるという、大変な作業。

高架工事最大の山場です。交通量の少ない真夜中に行われたこの工事。明け方の一番列車が通るころには、道路をまたぐ雄大な高架橋が姿を見せました。

こうして、京都市民の長年の願いであった山陰線高架が実現しようとしているのです。残された工事も急ピッチで進められています。来年春には、この上を列車が走ります。やがて始まる京阪電鉄の地下化工事と合わせて、京都の道路交通は、今、新しく生まれ変わろうとしているのです。