「京都ニュース」No.147 昭和52年(1977年)
この「京都ニュース」No.147の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| おとしよりに幸せを |
02:20 |
| 京の秋 |
02:58 |
| 火災からいのちを守ろう |
02:29 |


生き生きと輝く目。心の若さがあふれています。今年100歳になられた方は9人。

長寿をお祝いする舩橋市長。いつまでもお元気で。

明るく楽しい老後を送っていただこうと、市内3か所に設けられている老人福祉センター。

ここはいつも笑い声が絶えません。大切なお年寄り同士の交流。一人暮らしのお年寄りには話し相手、また、寝たきりのお年寄りにはお世話をする人が必要です。待ち遠しい老人福祉員や家庭奉仕員の訪問。心と心を結ぶ福祉電話。微笑みがこぼれます。

全てのお年寄りが健康で生きがいのある老後を送れる街。のびのびと暮らせる街。京都をそんな福祉の街に。市民みんなで福祉の風土づくりを進めましょう。


嵯峨御所大覚寺。水面の月と野点のお茶。中秋の名月が、池の周りを王朝ムードに包みます。

爽やかな風が運んできたいろんな秋。みんなでやってきた広い広いお芋畑。初めて触れる土の中の収穫。自分で見つけた小さな秋。

青空のもと、どこまでも続く柿畑。大枝の里の冬柿。枝いっぱいの色づきが、秋の深さを教えてくれるのです。黄金色の稲穂が風になびく。ここ、大原の実りの秋。

わーい、こじか号が来たよ。素敵なお話や絵本がいっぱい。巡回文庫こじか号は、子どもたちに楽しい夢を運んできます。

キャンバスいっぱいに広がる秋。市民美術アトリエは、アマチュア画家の人気の的。美術する心と絵筆がぴったりの季節です。日ましに紅葉を深める周りの山々。京都の秋は年中で最も美しい時。野を渡る風の中から、やがてまた底冷えの冬がやってくるのです。


恐ろしい火事。今年、火災による焼死者は戦後最悪の記録となっています。

インタビュー)こないだの火事はどうでした。 インタビュー)本当にびっくりしました。まじで初めてです、こんな近くで火事見るのは。もう本当にね、火の粉がこちらの家に移ったら、もう本当この路地の中ね、火の海になるかと思ってね。もう本当びっくりしましたです。 インタビュー)それに対して奥さん、非常口とかそういうなものをどう考えられます。 インタビュー)あの、今までね、あの、そんなそういうことを目の前で見てなかったもんですから1つで安心してね、もうそこ出入りだけしてたんですけどね、この火事を見てね、もうとてもやないけど、やっぱしもう1つ非常口作らんことにはいうことで。

ほんであの、栄町のところにガレージがありますし、そこお頼みしまして、ほんで突き破って、もう土壇場の時はそこ破ってね、突き出て、栄町の表通りに出るゆうことでね、あの、町内の人とね、相談して。やっとそれが1つできたてことでね、あの、みんな安心してますの。

京都市消防局では、火事を未然に防ぐため、あらゆる機会を通じて、指導や点検を行っています。防火のはじまり、それは台所から。確かな火の後始末をお忘れなく。

ロープや梯子の準備も。煙には、姿勢を低くハンカチを口に。普段から身につけておきましょう。市民と消防職員が力を合わせて、熱心な訓練が行なわれています。火事のない街を目指して、市民一人ひとりのたゆみない防火の備えが、歴史ある京都を恐ろしい火災から守ることとなるのです。



