おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2016.09.07infomation

小津安二郎『突貫小僧』(短縮版)のほぼ完全なフィルム発見

昨日16時15分、よしもと祇園花月で、「京都国際映画祭2016」の記者発表がありました。夕方のKBS京都テレビで早速ニュース報道され、今年の開催概要が広く告知されました。今年は、13~16日に京都市内各地で繰り広げられ、開会式典は二条城という晴れの舞台で行われます。同席した連れ合いも「枯れ木も山の賑わい」とテレビ画面に映っていましたが、昨日はそれだけ。一夜明けた今日、新聞各紙は、世界的に有名な小津安二郎監督が1929年に作った喜劇『突貫小僧』のほぼ完全なフィルムが見つかったと報じました。

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とりわけ京都新聞は、対向面にご覧のように大きな扱いで、ありがたかったです。建築家伊東忠太が好きな私は、この記事でアート部門の会場の一つに、彼が手掛けた西本願寺伝道院が選ばれていることを知り、嬉しく思いました。この映画祭も契機に、この建物が広く知られることも良いなぁと思います(以前私が書いたブログも良ければご覧ください)。

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そして、こちらは朝日新聞三社面、日経新聞は社会面のコラム「窓」欄で、読売新聞は写真こそありませんが、三社面記事の中で触れています。上映日時と会場はほぼ決まっているのですが、変更があるかもしれませんので、今ばらくお待ちくださいませ。なお、同映画祭公式ホームページはこちらです。『突貫小僧』上映に際しては、ベテランの活動写真弁士澤登翠さんと、国内外で活躍中のサイレント映画ピアニスト柳下美恵さんの演奏でお送りします。

寄贈いただいた九州の方に、早速連絡しましたら、日経をお読みになって「本当に良いところに(フィルムを)お嫁に出したと、改めて喜んでいます」と返ってきました。24日に第2回パテ・ベビー映画祭を開催しますが、この時上映を予告している『弥次喜多伏見鳥羽の巻』(1928年、池田富保監督)、『ナポレオン』(1927年、アベル・ガンス監督)も同様に、同じ方からの寄贈です。こちらも、どうぞお楽しみに‼

明日も、明後日も連れ合いへの取材の申し込みがありますので、しばらくは小津安二郎さまさまで賑わうことでしょう。世間の小津作品への関心は高いと、今さらながら驚嘆。急遽出演を依頼され、本日収録した三条ラジオカフェの番組「京都遊空間」は、明日8日20時~20時20分に放送されます。放送後にはポッドキャストでも聴けるそうです。http://radiocafe.jp/201103001 良ければ、こちらもお耳拝借で。

今、東京の知り合いから、「毎日新聞夕刊にも載っている」と連絡がありました。共同通信から取材を受けましたので、他の新聞紙面でも掲載されているかもしれません。

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