おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.06.16infomation

7月8日、没后3年アマチュア映像作家松村長二郎が撮った平野郷の地域映像上映会

今年3月10日に開催したNPO法人アートポリス大阪協議会との交流会で、同会代表の木村さん(正会員)に、今回の催しで尽力いただいた木下人美さん(正会員)を紹介しました。お二人からそれぞれ大阪の平野郷と平野の映像を撮り続けてきたアマチュア映像作家である故松村長二郎さんのお話をお聞きしたことがあり、お繋ぎするのが自然だと判断したからです。

鍋を囲みながら和気あいあいとした席上で「じゃ、今度ミュージアムで松村さんの作品上映会をしましょう」と提案し、今回実現の運びとなりました。意気投合した結果、生みだされた企画というわけです。

松村長二郎さんは、生前、平野町まちぐるみ博物館の一環として運営してきた「平野映像資料館」の館長として、これまで撮影したフィルムを公開していましたが、亡くなる直前に、所蔵の映像機械とフィルムを木下さんに託されました。現在これらは、大阪府河内長野市滝畑で下之坊修子さん運営「映像発信てれれ」の中に「平野映像資料館in滝畑てれれ」というコーナーを設けて保存・公開しています。

フィルムは、黒瀬政男さん(正会員)が時々当館でテレシネ作業を行い、フィルムの内容確認と整理を進めておられます。木下さん、下之坊さん、黒瀬さんらで作っている会の名称は「次世代に映像文化を伝える会」。今回の上映にあたっては、「平野映像資料館in滝畑てれれ」が保管する8㎜フィルムの中から、「雪の杭全(くまた)」、「杭全神社の夏祭り」(筆者注:全国唯一の連歌所とだんじり祭りで有名な平野区の神社。毎年7月11~14日に9台のだんじりの曳行があり大勢の人出で賑わう)、「大念仏寺・万部(まんぶ)おねり」(筆者注:平野区にある融通念仏宗総本山大念仏寺最大の伝統行事)などの貴重な地域映像を選び、当時の映写機を用いてご覧いただこうという趣向です。また、松村さんが所蔵・保管されていた戦前のパテ・ベビー(9.5㎜フィルム)で撮影された映像も当時の映写機で上映する予定です。

一方の木村さんたちは、毎年10月の第3土曜日に世界中で展開されているホームムービーの日(HMD)に合わせて、平野区でHMDの催しを開催し、昨年10周年を迎えられました。そこでは、松村さんが撮影した「平野郷」の作品を地域の皆さんと上映してこられました。現在、松村さんの作品は大阪市立中央図書館に大阪市の映像遺産として保存されているほか、平野区の皆さんは大阪市立平野図書館で常時視聴することも可能です。

7月17日は松村さんの3回忌。命日を前に故人を偲びながら、ちょっと離れた京都の地で、豊かな地域映像の世界を皆さんと共に鑑賞したいと思います。ご多忙とは存じますが、お運びいただければ幸いに存じます。なお、終了後にいつもの懇親会(会費制500円)を開催します。情報交換の場として様々に発展している貴重な機会です。こちらにも是非ご参加ください。お申し込みを心よりお待ちしています。

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