おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.07.11infomation

7月15日「第10回祇園天幕映画祭」で当館推薦映像も上映

今回当館が推薦して上映する二つのプログラムのうち『京都祇園祭の山鉾行事』は、2009年に京都市と祇園祭山鉾連合会が制作したDVDを上映します。そのDVDには、当館が所蔵する1913(大正2)年と思われる山鉾巡行最古の映像も含まれています。

フィルム発見は京都新聞1面トップで大きく報道されました。残念ながらその映像は昨年に上映したため、15日の「祇園天幕映画祭」では上映しませんが、DVD作成に協力した縁から、本編のダイジェスト版として約10分にまとめたものをご覧いただくことが可能になりました。

もうひとつのプログラム「京都ニュース」は、1956(昭和31)年~1994(平成6)年に映画館で本編の前に上映されていたものの一部です。市政ニュース映画としては全国で最も早くに作られました。今年、京都市歴史資料館倉庫に保管されていて、経年劣化が進行していることがわかりましたので、京都市の「まちづくり・お宝バンク」に登録しました。

京都市が独自に製作したこともあり、35㎜フィルムでの画・音ネガ原版が残っていました。これまで、様々な地域で市政ニュースや行政の広報映像は作られていますが、このような形で原版が残っていたというのは奇跡に近いことです。今回は、すでに16㎜プリントに焼き付けられ、DVD化されたものの中から、その一部を上映します。実際には、まだまだ多くのフィルムがデジタル化もできていません。歴史的にも文化史的にも大変価値が高く、大劇場でも上映可能な最も画質の良い35㎜フィルムで保存されていますので、今後は映像の延命と活用を考えていきたいです。

京都のまちの歴史が、動く映像として活き活きと蘇ります。もしかすると昔懐かしい映像に、ご存知の方が映っているかもしれませんね。今回上映することで、市民の皆さまを始め、祇園祭り歩行者天国を楽しむ多くの観光客の皆さまに、その貴重な「お宝」映像をご覧いただき、市民の共有財産として保存と活用が進む後押しになれば良いなぁと思って上映を提案しました。ぜひ、お誘い合わせて、お楽しみください。

これは、昨日鉾建てが始まった函谷鉾の様子。

 

そしてこれは、長刀鉾の様子。釘を使わずに縄だけで木材を固定する「縄がらみ」と呼ばれる伝統技法で組み立てられます。

「祇園天幕映画祭」は、この写真の奥、東へ行った四条大橋から八坂神社の間で、路上(歩行者天国)にスクリーンを2か所立てて、野外上映します。万一雨の場合は、「鍵善良房」に場所を移しますが、できることなら野外で楽しんでいただきたいので、私はいつも通り、テルテル坊主さんを下げて好天を祈ります。

【7月12日追記】

7月12日付け京都新聞朝刊1面に、15日の「祇園天幕映画祭」で上映する「京都ニュース」の一部について報道されました。

 

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