おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2025.11.13information

12月19日から「古川タク 映像おもちゃ ふたたび」展を開催します‼

日頃から応援をいただいている古川タク先生にお願いをして、12月19日~2026年1月12日に「古川タク 映像おもちゃ ふたたび」展を開催することになりました。お送りくださった写真はチラシにも掲載した通り、昨年末から2月末まで私どもが初めて取り組んだクラウドファンディングのリターン用にデザインしていただいたTシャツを着てくださっています。嬉しいことに週刊文春8月7日号「阿川佐和子のこの人に会いたい」第1548回に登壇された折の写真でもこのTシャツにジャケットを羽織った写真が載っています。文春取材の時から、今回の展覧会に備えて、少しでも私どもの宣伝に繋がればと配慮してくださったのかもしれません。

その記事の大見出しは「僕の肩書はあくまでイラストレーター。だから、イラストレーターの作るアニメーションなんです。」とあるとおり、今度の展覧会では、先生がお描きになった多くの作品原画を展示します。どうぞ、お楽しみになさってください。チラシ案に先生の肩書を書こうとしましたら、「省いてください」ということでその意向に沿いました。でもここでは文春に掲載された肩書を見ながらご紹介しますね。

1941年生まれ。三重県出身。文春の記事でお話されているところによりますと、松尾芭蕉の生家から50mの距離のお宅で生まれた三人きょうだいの末っ子。二軒隣の時計屋さんは夏の夕涼みの時間になると、お店の二階から近くの大きな蔵の壁に幻灯機を使って紙芝居のようなスライドや16㎜フィルムの映像を投影していたそうです。「映画好きになった原点はそこですね」と先生。何て粋で素敵な時計屋さんでしょう‼

1963年に久里実験漫画工房に入社。独立後、1975年に「驚き盤」でアヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞を受賞。NHK「みんなのうた」のアニメーションやCMアニメーション、絵本など幅広い分野で活躍されています。とりわけカタカタ…の線に特徴がある「龍角散」のCMをご覧になった方は多いと思います。当館に来られたことがある方は、手回しの映写機でおもちゃ映画の映写体験をしてもらっている2本のフィルムのうちの、忍者がお城の石垣を登っては落っこちる『なまくら力 忍者編』の絵を覚えておられるでしょう。35㎜フィルムに、黒のフェルトペンで一コマずつ描いてくださったのが古川先生です。

古川先生から展示へのメッセージが届いています。

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「映像おもちゃはやっぱり面白い」

ことの始まりは、橋本典久さんが昔作った驚き盤マシン(短編アニメーション「驚き盤」の基になった)について、取材したいという話から。やがて岩井俊雄さんも一緒に現れて、お二人が、当時の様子を聴きだしてくれるのですが、何せ50年も前の話、記憶の方がどうにも怪しい。岩井さんが手土産に試作品のガチャガチャに収納できる手回しのミニチュアパラパラマンガ(絵は白紙)をくれた。こりゃ、もう描かざるを得ないじゃないか!そうこうするうちに、記憶の回路があやふやながら50年前、映像玩具に夢中だった時期に繋がった。というわけで、橋本さんたちの映像玩具学会には皆勤賞ものに通っている。いろんな世代が映像玩具を巡って、あーだこーだ言う楽しい会だ。昔作ったプラクシノスコープの画を復元したり、新作のリールを加え90年代に作った「paperfilms」の素材を展示したり、まだ道半ばですが、並べてみます。

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期間中の12月21日(日)13時半から、上掲古川先生のメッセージにも登場する日本映像学会映像玩具の科学研究会を主宰されている橋本典久さん(東京藝術大学大学院映像研究科特任研究員)を講師に、「初期映像装置を再生してみようPART4~キノーラ」をします。

講師の橋本さんが覗いているのが、レゴなどを用いて作られた“キノーラ”です。昨年12月1日にPART2“ミュートスコープ”をした折に、様々な初期映像装置を体験させてもらったうちの一つです。今回新たに制作して披露してくださる装置はまだ制作中で、リールにも楽しい工夫があるようです。 “キノーラ”は、パラパラマンガの原理で写真が動いて見える装置で、1896年ごろに、フランスのリュミエール兄弟が考案しました。橋本さんがお得意の3Dプリンターを駆使して作って下さる新作 “キノーラ”はどんなでしょう、そのお披露目が楽しみです。

“キノーラ”披露に続き、古川先生の展覧会と合わせてお二人のお話が聞けたらと思って、古川先生と橋本さんのトークイベント「映像おもちゃは回り続ける!やっぱり面白い‼」もします。参加は無料ですが、要入館料(高校生~大人1000円、中学生600円)。定員24名(予約優先)。申し込みは電子メールinfo@toyfilm-museum.jp または電話075-496-8008(金曜~月曜10時半~17時)でお願いいたします。なお、この催しは一般財団法人全国科学博物館振興財団の助成を受けて実施します。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております‼

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