おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.05.03infomation

開館1周年記念「何が彼女をそうさせたか」活弁特別版上映

5月18日「国際博物館の日」に、当館は開館1周年を迎えます。これまで試行錯誤しながら無我夢中でやってきましたが、多くの皆様のご支援のおかげで、初めての誕生日を祝うことができます。せっかくならということで、代表の今日に至る「映画の復元と保存」活動の大きな契機になった作品「何が彼女をそうさせたか」を上映することに決めました。昭和5(1930)年に作られた傾向映画の代表作です。

何が彼女をそうさせたか - コピー

この作品を京都で上映するのは20年ぶり。しかも活弁と生演奏で上映するのは初めてです。登壇いただくのは国内外で活躍されている片岡一郎弁士。当ミュージアムの「無声映画の夕べ」では、第1回、第3回、第6回に出演いただいているほか、昨年の京都国際映画祭2015で、発見され大きな話題となった尾上松之助最晩年の映画「実録忠臣蔵」を大江能楽堂で披露していただきましたので、既に関西でもお馴染みの活動写真弁士です。

キーボードで演奏していただくのは、上屋安由美(かみやあゆみ)さん。桐朋学園大学研究科を修了され、各方面で活躍中ですが、2012年より片岡さんと「無声映画ライブ」でコラボ。薄幸の少女・すみ子が、これでもか、これでもかと味わわせられる人生の苦悩、そして迎える衝撃のラストシーンまで、どのように演奏されるのか、大いに楽しみです。もちろん念願だった、上映当時の映画の主題歌「彼女の唄」も取り込んで演奏してくださいます。

会場が狭いので、申し込み多数の場合はお断りする場合もございます。悪しからずご了承くださいませ。

チラシには、今後のミュージアムの予定についても簡単に紹介しております。当団体の正式名称は「一般社団法人京都映画芸術文化研究所」です。この名前にふさわしいイベントも続々と計画しております。前述の「実録忠臣蔵」はパテベビー(9.5㎜)で編集し直されたフィルムでしたが、このフィルムは日本国内では、大正12(1923)年から戦後、8㎜が登場するまでの短い期間に流通しました。6月に、アメリカのイェール大学で研究されている森末さんに、このパテベビーに関する研究発表をしていただきます。さらに、7月には、ノースカロライナ大学准教授としてご活躍の小川さんに、ロチェスターで4月末に開催された映画祭「ナイトレート・ピクチャーショー」の事例を通して、アメリカにおける映画保存の様子を報告していただきます。

ここでは今後開催する2つの催しをピックアップしましたが、これからも様々な人々と連携しながら、楽しんで学べる企画を展開していきたいと思っています。どうぞお楽しみになさってください。そして、これまで同様に温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

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