2017.03.15infomation
サイレント映画ピアニスト柳下美恵さんから「2017/2/25 ピアノdeシネマ報告」が届きました
フランス映画
★フリップとフロップ(←フィリップとフィロップ)
PHLIP AND PHLOP ENTER A FISHING COMP http://www.pathefilm.uk/95flmcat/95flmcatpsiln.htm (Number 555)
★プロフェッサー・メカ二カス
L'ASPIRATEUR DU PROFESSEUR MECANICAS (ロルタック Robert LORTAC)1921
https://fr.wikipedia.org/wiki/L'Aspirateur_du_professeur_M%C3%A9canicas
★狐とぶどう
LE RENARD ET LES RAISINS
★いたずら画家のトト
TOTO FAIT DE LA PEINTURE 1907
http://plyty.net/films/film-310320
アメリカ映画
★ボーイ・ミーツ・ドッグ
BOY MEETS DOG(ランツ Walter LANTZ)1938
https://www.youtube.com/watch?v=QAJGRGYxc98
★王様の仕立て屋
THE KING'S TAILOR(アイワークス Ub IWERKS)1938 ※アイワークスはミッキー・マウスの生みの親。
https://www.youtube.com/watch?v=K8xIJDYE7sE
★床屋のココさん
KO-KO THE BARBER(フライシャー Dave FLEISCHER) http://www.criticalcommons.org/Members/sammondn/clips/ko-ko-the-barber/view
★ジャックと豆の木
JACK AND BEANSTALK(アイワークス Ub IWERKS)1933
https://www.youtube.com/watch?v=anGKRNn3zjA
『床屋のココさん』の次々と繰り出されるヘアスタイルに会場は大笑い。『フリップとフロップ』は私のお気に入り。全く予想がつかないシュールな展開と映写機ネタがツボにはまりました。まだまだ眠るお宝所蔵作品にこれからも大いに期待しています。上映後は文代さんのお手製のお料理をつまみながらおしゃべりをひとしきり。記録は館長と仲良しの吉岡映像の社長さん自らが撮影されていました。
さらにそのあと一騒動(笑)。ピアノの他におもちゃ楽器を使って伴奏していたのですが、打ち上げが終わったあと『王様の仕立て屋』のハチに追いかけられる場面で何かプラスしたいと思い、100円ショップに買いに走りました。何とおもちゃ楽器がいっぱい!思わず買えるだけ買いこんで、会場に残っていたお客様やスタッフに一つずつ好きな楽器を選んでもらい、私の指揮の下、ハチの大群が飛ぶシーンをみんなで奏でて録音終了。次回はおもちゃ映画ミュージアムで映画音楽ワークショップをしてもいいかも。おかげさまで楽しい時間でした。
サイレント映画ピアニスト 柳下美恵
当日お越しいただきました皆さま、そして素晴らしい演奏をしてくださった柳下美恵さんに心から御礼を申し上げます。100円ショップで購入された可愛らしいおもちゃの楽器(写真には写っていませんが、私はデンデン太鼓を担当しました)を手に、次回は映画音楽のワークショップを提案いただきました。早速計画したいと思います。
なお、集合写真前列右から二人目の木下千花・京都大学大学院准教授は、『溝口健二論 映画の美学と政治学』(2016年、法政大学出版局)で、つい先ごろ芸術選奨新人賞を受賞されました。誠におめでとうございます。お忙しい中お運びいただきまして感謝しております。「いつでも講演しますよ」とおっしゃってくださいましたので、こちらも計画したいと思います。