おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.02.07infomation

3月28日『屋根の上のおばあちゃん』著者、藤田芳康さんの講演会開催‼

1月6日から開始した弁士・片岡一郎コレクション展「活動写真弁士の世界-日本映画興行の始まり-」では、各月テーマを替えて資料展示をしています。先月の第1期は「弁士の誕生と映画の発達」、今月の第2期は「活動写真弁士の黄金時代」、3月の第3期は「トーキー時代以降・生きていた弁士」です。昨秋、片岡さんが出版された『活動写真弁史 映画に魂を吹き込む人びと』(㈱共和国)に掲載された、あるいは紙幅の関係で見送られた数多くの資料の中から厳選した貴重な資料群を間近にご覧になれます。

展覧会に併せて3月6日に、一昨年12月発売『活動弁士の映画史』著者高槻真樹さんと片岡一郎さんによるトークイベントを開催します。当日は片岡さんの活弁と鳥飼りょうさんのピアノ演奏で『ロストワールド』上映もございます。コロナ禍で感染予防の為定員を少なく設定しておりまして、予約は既に満席です。

活動写真弁士が登場する小説も紹介しようと、最終日の3月28日(日)に講演会を計画しました。講師は日本映画監督協会・日本シナリオ作家協会会員で、2020年第一回京都文学賞で一般部門優秀賞を受賞された藤田芳康さん。小説家デビューとなった受賞作『太秦-恋がたき』は後に『屋根の上のおばあちゃん』に改題されて、昨秋㈱河出書房新社から出版されました。

演題は「映画への愛が詰まったアルバム-機械文明と弁士の人生-」です。当日はその大切なアルバムも持参される予定です。小説のモデルは藤田さんの祖父母で、二人は八百屋をされていたそうです。祖父は40歳で戦地へ赴かれる前に、1冊のアルバムを残し、再び祖母の元に戻ることはありませんでした。藤田さんが13歳の時に「お前がそんなに映画が好きなのなら、おじいちゃんのアルバムをあげよう」と託されたのだそうです。

サイレント映画時代のスターのブロマイドやスチール写真がたくさん貼ってあって、そこにメモ書きが添えてありました。それから50年の歳月を経て、この映画への愛に満ちたアルバムを素材に小説という形でまとめ上げられました。小説に登場する祖父は、三条室町にある老舗呉服屋「伊勢屋」のぼんぼんでしたが、家を継ごうとせず、映画館で映画の説明をする弁士の設定です。主人公である孫はフィルムの現像技師をしていた設定。サイレントからトーキーへ、フィルムからデジタルへ、世代を隔てながらも、機械の発達によって翻弄される二人を描きながら、時代とテクノロジーの問題、機械の発達によって人間はどう変わっていくのかを書いた、笑えて泣けるお話です。

明日2月8日京都のラジオ番組「KYOTO RIVERSIDE WALK月曜日」の大垣書店コーナー(11:25~40)に、藤田先生が電話出演されるそうです。ネットでも聴けます。

それから、今ネットでゲラゲラ笑いながら久米宏さんの「Kune*Net」#162「ボク、関西弁って全然アカンのどす(笑)」を見ました。井上章一さんの『京都ぎらい』と藤田さんの『屋根の上のおばあちゃん』の2冊を取り上げて、紹介されています。凄く面白いので、ぜひクリックしてお聞き下さい‼

さて、講演会はコロナ感染予防のため定員を少なく15名に設定しています。講演後にサイン会も予定していますので、本をまだお求めでない方は、お話を聞かれてからでも良いですし、「事前に読んでから聞きたい」という方は当館でも販売していますので、是非どうぞ‼

皆様からのお申し込みをお待ちしております。なお、感染状況が一層悪化したときは、延期になる場合があります。その時は、改めてお知らせを致します。

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