2022.10.06infomation
11月19日、中尾広道監督『おばけ』上映会のお知らせ‼
11月19日（土）13時半（開場は13時）から、中尾広道監督映画『おばけ』（2019年）の上映と監督によるトークイベントを行います。相変わらずコロナ禍なので定員を25名に少なく設定しています。お申し込みは電話075-803-0033、ファクス075-803-0034、電子メールinfo@toyfilm-museum.jp、あるいは直接お申し込み下さい。1500円（入館料込み）です。どうぞ、宜しくお願いいたします‼
この作品は第41回PFFアワードグランプリに輝き、2021年FILMADRID最優秀賞作品にも選ばれています。
改めて、中尾広道監督です。2020年1月15日から始めた「没後30年アニメーション作家岡本忠成ミニ資料展」最初のお客さまでした。手にしておられるのは、第41回PFF(ぴあフィルムフェスティバル）公式カタログ2019の10ページ。ここに中尾さんと作品『おばけ』のことが大きく紹介されています。
振り返ってみますと、初めて来館されたのは2017年4月のことで、2019年1月再来館の折に、おもちゃ映写機借用の相談を持ち掛けられました。一人でコツコツ真面目に映画作品作りに取り組んでおられるのは話しぶりから十二分に伝わってきましたが、その結果がPFFグランプリ受賞に繋がるとは、正直その時は想像もしていなかったです。連絡を受けた時は、我が事のように嬉しく思いました‼ その頃から「いつか映画の上映会とトークイベントしてね」と声をかけていたことが、11月19日にようやく実現します💗
中尾監督からのコメントを以下に掲載します。
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『おばけ』という作品はしばしば「監督がたった一人で作り上げた映画」と紹介されることがあります。確かに多くの作業は一人で行いましたし、制作当時はいつも言い知れぬ孤独感に見舞われていました。しかしその背後には多くの方のご支援があり、どなたが欠けても今の状態で完成することはありませんでした。
この度の上映会場である、おもちゃ映画ミュージアムさんもそんな中のお一方です。こちらでは、玩具のように愛くるしい手回し映写機や映像をお借りし、劇中で使用させていただきました。このパートは自身でも大変気に入っており、絶対に欠かせなかったシーンの一つです。
おもちゃ映画ミュージアムさんには他にも、映画の歴史や原理を、見て、触れて、楽しく理解するための多くの展示品がございます。上映当日は、『おばけ』に登場する小道具も数点展示しますので、併せて楽しんでいただければ嬉しいです。
またとないこの機会に、素敵な会場でお会いできることを楽しみにしております。
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お貸ししたおもちゃ映写機はチラシ裏面の右下に、照明を浴びて何だかすまし顔に写っています。
さらに続けて中尾監督は「この機会は『おばけ』の上映のみならず、おもちゃ映画ミュージアムさんの意義ある活動を広く知っていただきたいと思って取り組みます。大きな規模ではありませんが、温かく豊かな上映会にしたいです」とも書いて下さいました。文は人を表します。人のことを想う中尾さんのやさしさが伝わってきますね。映画も作り手の人柄を表すと思います。ぜひご参加いただいて、皆さんと一緒に和やかな上映会にしましょう。お申し込みをお待ちしております‼