おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.03.26column

京都新聞に大きな記事掲載‼3月23日大阪芸大卒業式は、連れ合いの卒業式でもありました。全ての皆様に感謝、感謝‼

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23日付け京都新聞文化面に、連れ合いが一生懸命に取り組んでいる「大阪芸大映像学科・歴代学生映画FIRST PICTURES  SHOW1971-2020」について大きく紹介していただきました。とても嬉しいです!!!!! 

91474808_646621366129368_3838044734903812096_n - コピー記事にもありますように、連れ合いは、この3月いっぱいで定年を迎えます。新聞に載った23日は、大阪芸大映像学科の卒業式。COVID-19の為に学科ごと時間差で式典が催されたそうです。そして、連れ合いにとっては、卒業生を見送る最後の時になりました。1972年に芸大で職を得てから48回目の卒業式参列。これまでたくさんの卒業生を送り出してきました。

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23日は朝から好天に恵まれました。暖かな日差しが降り注ぎ、この日大阪で開花宣言されたソメイヨシノが青空に映え、若者たちの前途を祝福していました。無事に卒業式が執り行なわれて「良かったなぁ」と安堵しています。

1981年2月に結婚して、お世話になっている方々への挨拶も兼ねて、翌月の卒業式に行ったときのことを昨日のことのように覚えています。新居を構えた長岡京市内から芸大まで遠かったこともありますが、「さすが芸大!」と思わせる個性的な学生さんたちに圧倒されたものです。学科長で、仲人もしてくださった脚本家の依田義賢先生や映画評論家の滝沢一先生などとも親しく話させて頂き、忘れがたい懐かしいひとこまです。

記事にも出てくる林 徹さんや森英男さんが長岡京市内に住んでおられたこともあり、何度か遊びに来て下さいました。森さんには、一昨年10月20、21日に石井桃子さんのドキュメンタリー映画3部作上映とトークをして貰いました。林さんは、今年2月2日に訪ねて来てくださいました。卒業されて以来初めての再会となり、懐かしかったです。振りかえれば、随分長いお付き合いになります。

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 右から順に連れ合い、V8林徹さん、V84河野浩二さん、v89仲村成司さん、V86 横山健二さん。

「THE FIRST PICTURES SHOW1971-2020」をやろうと決めて、卒業生の方たちに連絡を取り始めてから、再会の喜びがいくつもいくつもありました。それを見ていると、ただただ映画が好きで、フィルムが好きで、頭の中はそればかりの連れ合いにとって、好きなことを仕事にできて、幸せ者だなぁと思います。半世紀近くもの間、支えてくださった皆さん、卒業生の皆さん、本当にお世話になりました。心より御礼を申し上げます。

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先日来展示替えをしていて、今は「THE FIRST PICTURES SHOW1971-2020」で上映する作品をパネル展示で紹介しています。ふと、懐かしい映像学科の写真も展示したら良いのではないかと思って、SNSで提供を呼びかけました。

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連れ合いは、1972年京都市立芸大を卒業して直ぐに、当時は「映像計画学科」の名称だった大阪芸大に行って依田先生のお手伝いをさせて貰いました。学科創設2年目のことです。中央に帽子を被っておられるのが依田先生。カメラの右に座る連れ合い以外は皆卒業生さんたち。黒っぽいメガネをかけている黒瀬政男さんからの提供写真。

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京都芸大映画ゼミを通じて知り合ったキャメラマンの宮川一夫先生には、公私に亘って大変お世話になりました。その隣に映画評論家の滝沢一先生が写っています。広瀬まり・映像学科同窓会会長経由、北村芳男さん(左下)提供写真。

48年の間に、フィルムからデジタルの世の中に変ってしまいましたが、芸大にいる間は、フィルムのことも知っていたほうが良いと、ずっと2回生での16㎜制作を続けてきました。今後はどうなるのでしょうか。ハリウッドでは、フィルムを使用した作品が今も作られています。マーティン・スコセッシ監督『アイリッシュマン』、クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、イギリスのケン・ローチ監督『家族を想うとき』等々最近の作品だけでも多くあります。フィルムの良さ、扱いを知っていることは強みだと思うのですが。

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右端がキャメラマンの森田富士郎先生。その左隣がキャメラマンの渡辺貢先生。左下が卒業生でこの写真を提供してくださった千光士義和さん。

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依田先生と中島貞夫監督、後ろ姿は滝沢先生。学科の新年会の風景です。

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左手前から映像論と実験映像の吉岡敏夫先生、映画美術の内藤昭先生、プロデューサーの田口直也先生。その背後にアニメーションの佐々木侃司先生と滝沢先生。これも新年会の様子ですね。

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毎年恒例だった京都の河道屋での新年会集合写真。1987年のもの。

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こちらは1990年の新年会。懐かしいお顔がいっぱい‼

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これは、1986年京都府立ゼミナールハウス(京都市右京区京北)で開催された日本映像学会関西支部夏期映画ゼミナールで、依田義賢特集「シナリオライター 依田義賢、匠の世界」をしたときの集合写真。依田先生の研究をしていたジョアン・ベルナルディさん(現・ロチェスター大学教授)も写っていますね。

上映会が始まれば、もっと多くの懐かしい写真が集まることでしょう。卒業生の皆さん、公開しても良い写真がお手元にあれば、ぜひお送りください。

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さて、1月28日「制作1」最後の授業の後で、送別会をしてくださいました。写真は、その時駆けつけてくださった元副手の人たち。これまでのサポート、本当にありがとうございました。一緒に写真に収まって、良い思い出になります。

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その時贈ってくださった花束を抱えて、記念に写真を撮りました。

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学生さんたちから、たくさんの寄せ書きをいただき、一人一人の顔を思い浮かべながら読んでいます。皆さん、心のこもったメッセージをありがとうございました。

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そして、これは3月22日映像学科学科会議に引き続き、阿倍野区アポロビル9階楓林閣で催してくださった退職慰労会で、いただいた花束。

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こちらは、3月23日最後の卒業式で研究室の皆さんからいただいた花束。思い出に残る展覧会となった「没後30年 岡本忠成  ミニ資料展」の前で記念写真を撮りました。

たくさんの方に労っていただき、とても嬉しく、感激しています。皆様、本当にありがとうございました!!!!!

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4月1日から、ミュージアムが活動の主となります。その日から開始する「THE FIRST PICTURES SHOW1971-2020」に、ぜひともお運びいただいて、ご覧いただければ幸いです。今日も静岡県にお住まいの卒業生さんから作品が届きました。

映画はメンバー同士のチームワークが肝心。仲間がいてこそ、映画が作れます。その経験は社会に出て活かされます。完成するまでには、いろんな困難があったことでしょう。「卒業制作は、社会に出て行くときの名刺代わりになる」と、どんなときも励まし続けました。そのみんなの思いがギュッと詰まった作品ばかりです。

映画やテレビだけでなく、ゲームや何らかの映像と関わり続けている人もおられる一方で、全く違う分野で活躍しいる人もおられるでしょう。でも、そのベースになっているのは大阪芸大で映画を作ったことではないでしょうか。お一人でも多くの人に彼らの作品を見て貰いたいです。よろしくお願いいたします。

なお、4月1日(水)と8日(水)14~17時、KBS京都ラジオの生放送番組「さらピン!キョウト」に連れ合いが出演することになりました。「THE FIRST PICTURES SHOW1971-2020」にかける思いを、熱く語ることだろうと思います。視聴可能な方は、ぜひお耳拝借でお願いいたします。

 

 

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