2015.05.25column
開館1週間(1)
開館1週間目の24日、嬉しい来客が相次ぎました。1組目は「ネットで知って見に来た」というアメリカ人の3人連れ。楽しそうにおもちゃ映写機を見ておられ ましたが、そのうちにオーディオセットに目が留まりました。音好きの人は大概このパターンです。スイスのオルゴールのメーカーとして1883年に設立されたトーレンス製のこのター ンテーブルに、皆さん磁石に引っ張られるように見入りますが、実は壊れていて、まだ音が聞けずにいました。19日には音響に詳しい若者が来て、CDを聴 けるようにしてくれ、次はレコードを聴けるようにしてくれる人が現れるのを待っていました。それが現実になりました!
ロナルド・サントスさん。「メカに強くて、困ったときはすぐに彼に頼む」との評のとおり、回らなかったターンテーブルが動き始めました。どうやら下のゴムが外れていたのが原因。嬉しくって一斉に拍手。私にとっては、奇跡の瞬間でした。お礼に、オリジナルTシャツをプレゼントして喜んでもらいました。館内にクラシックレコードの音色が響き、型染友禅工場だった建物の屋根の高さもあって、その音色の美しいこと!!
感激しました。
でも左のアームの先端は壊れているそうです。彼は「来週か来月に必ずやってきて直します」といってお連れと館を後にしました。
その後私が書いたお礼のメールに返事がきました。
…こちらこそありがとうございました。
それは私の喜びでした。
私はもう一回すぐに博物館を訪問します。
オーディオの修復は私の趣味です。
私が良くなるために私の患者(Mr.Thorens)を助けるために願っています。
今日は楽しかった。
Ron…
出会いの素晴らしさに感謝です。