2025.11.03information
11月16日初期映像装置「オンブロチネマ」の披露とワークショップ開催。参加者募ります‼

かねてご案内の通り、11月16日(日)に初期映像装置「オンブロチネマ」レプリカ完成のお披露目をします。講師は、日本映像学会映像玩具の科学研究会を主宰されている橋本典久さんで、10月から東京藝術大学大学院映像研究科特任研究員として活躍されています。
昨年9月と12月に、一般財団法人全国科学博物館振興財団の助成を受けて「ミュートスコープ」のレプリカを製作していただき、その披露をしました。

「当館にある古いミュートスコープのリールを何とか見たい」というリクエストに応じて作ってくださったのが、

これです。写真と無地の台紙で1組と数え、それが850組も円形にギュッと詰め込まれた巨大パラパラ漫画です。その後、せっかく作った装置を活かそうということで、スマホで旧ミュージアム内を1分間撮影して、新たなリールを作りました。

それが、これで、12月に披露しました。日々お客様にはハンドルをくるくる回していただき、その面白さを体験して頂いています。
11月16日はこのシリーズPart3と位置付け、「オンブロチネマ」のレプリカを披露して頂きます。先ごろ本体が完成し、皆様にご覧いただくばかりになったそうです。

製作段階の写真から。枠の後ろ側にオルゴールを付けて、ゼンマイを巻くと、

ゼンマイの力で、枠にセットしたリールが巻き上げられ、2コマの絵がスリットによるバリアで、

ABABABと2つの絵が重なり、Aしか見えない時間、Bしか見えない時間が交互にやってきて、アニメーションを見ることができる装置です。ここにオルゴールの可愛らしい音楽が奏でられるので「MUSICAL MOVIE SHOW」と付されています。さて、どんな音色で、上の絵がどのように動いて見えるのか、当日が楽しみですね。
16日は2部構成で実施します。
〇第一部(13:30 ~14:45)はワークショップ「初期映像装置オンブロチネマを体験!」
講師の橋本さんから「スリットアニメーションのひとつである、オンブロチネマにまつわる簡単なワークショップです。どうしてスリット越しに絵を見ると、アニメーションに見えるのでしょうか?スリットアニメーションに関するおもちゃをいくつか紹介しながら、体験して頂きます」。工作はありません。
先着9組(要予約。小学生以下は保護者同伴でお願いします)。
この催しは、公益財団法人北野生涯教育振興会の協賛を得て実施します。
〇第二部(15:15~16:30)は新作レプリカ「オンブロチネマ」発表会。
講師の橋本さんからのPR文です。「オンブロチネマはオルゴールのゼンマイで巻物が動く、スリットアニメーションの装置です。絵は古川タクさんが1974年頃制作のリールを復刻して使わせていただきました。昨年制作したミュートスコープほどの困難は無いはずですが、すんなりうまくできるでしょうか。シークレットイベントも?あるかもしれません。乞うご期待!」。
定員24名(予約優先。なお、第二部参加者は、第一部ワークショップの見学もできます)。
この催しは、一般財団法人全国科学博物館振興財団助成事業として開催します。
※第一部、第二部とも、参加は無料ですが、入館料が必要です(高校生以上1000円、中学生600円、小学生以下無料)。
お申し込みは、「11月16日イベント申し込み」として、電話075-496-8008(金曜~月曜、10時半~17時)▼電子メールinfo@toyfilm-museum.jp でお願いいたします。第一部か第二部かご希望をお聞かせください。こちらからの返信をもって確定とします。返信がない場合は恐縮ですが、再度電話を頂くかメールをお送りください。
皆様のお知り合いにもご紹介頂けますと幸いです。お申し込みを心よりお待ちしております。


