おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2025.08.21information

小冊子11『阪妻プロ結成100年 阪東妻三郎』ができました‼

紀要のような位置付けで毎年発行している小冊子11を作りました。タイトルは『阪妻プロ結成100年 阪東妻三郎』で、発行日は8月23日。

内容は上掲の通り。▼ “剣劇王”阪東妻三郎の四男田村亮さんのご子息で俳優の田村幸士さんによる「祖父 阪東妻三郎の輝き 100年を伝えること、残すこと」▼熊本県立大学文学部准教授で当団体正会員羽鳥隆英さんによる「阪東妻三郎 元・歌舞伎役者の生涯」▼京都芸術大学ほか非常勤講師雑賀広海さんの「時代劇映画のアクション様式試論 『雄呂血』を例に」▼当館が所蔵する阪妻が活躍する映画の断片“おもちゃ映画”26作品を年代順に編集して作品を紹介した「ちゃんばら時代 剣劇王 阪東妻三郎プロ100年」です。

田村幸士さんと出会ったのは、開館して間もない2015年5月30日。活動写真弁士の片岡一郎さんが田村さんを案内して来館してくださいました。開館するまで映画と一切関わりがなかった私は、この日がお二人とお会いした最初でした。ひょっとしたら“俳優”という職業の人と間近でお話をした最初かもしれません。

翌年6月、京都大学大学院人間・環境学研究科でちゃんばら映画の研究をしていた雑賀さんが訪ねて来て、無口で静かな彼とボソボソと話をしているうちに、ふと思いついて「研究発表してみない?」と提案。そして、12月18日に若手研究者の発表第3弾として実現しました。

 

この時には、田村幸士さんにお願いして、阪妻がスタッフ用に作った阪妻印の半纏2着とそれを羽織っている写真をお借りして展示しました。この時既に厚かましいお願いを田村さんにしている私です。1993年社会人として復帰した時に採用してくれた当時の上司がよく使う言葉に「先ずやってみる」があり、これはすっかり私の言葉になっていました。大学院生が学外で発表する機会が珍しかったのか、京都新聞の冨田記者が聴講して記事に書いてくださいました。その記事や雑賀さん自身の振り返りも含めた文章をこちらで載せています。

羽鳥さんには、私どもが2015年7月の台北映画祭に招待いただいたときに、突発性難聴になった連れ合いの代理で台北に飛んでいただき講演していただきました。続く7月26日「怒涛のおもちゃ映画特集」を開催した折には、台北映画祭の報告をしていただきました。さらに同年12月12日にも、当館で発見された『(実録)忠臣蔵』について講演してもらったりと、幾度となく助けていただきました。今回は、JSPS科研費JP22K00128 の助成を受けた研究の一環として執筆して頂きました。

8月23日の無声映画上映会では、最初に『喧嘩安兵衛』、次いでこの冊子で紹介した当館所蔵おもちゃ映画26作品、次に『逆流』、最後に『影法師』の順でご覧いただきます。この日から京都芸術デザイン専門学校生のインターンシップが始まりますし、今回は特別に撮影と録音の専門家に協力を依頼しました。そんなこともあり、2階の上映スペースはほぼいっぱいになろうかという状況です。少しでも暑さが凌げればと夕方6時スタートです。

撮影中にお客様が映り込む場合があるかもしれませんが、どうしても気になるという方は事前にお聞かせください。楽しい「無声映画の夕べ」となりますよう、精いっぱい努めます。

 

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