2023.01.03column
映画『遊撃/映画監督 中島貞夫』が1月27日劇場公開‼
いつもお世話になっている映画監督中島貞夫監督を撮ったドキュメンタリー映画『遊撃/映画監督 中島貞夫』が、1月27日(金)から、アップリンク京都、シネ・リーブル梅田、テアトル新宿、MOVIEONやまがたで公開されます‼当館にも大きなポスターが届いていて掲示しています。今後も全国の劇場で順次公開なので、多くの方に劇場へ足を運んで頂き、ご覧頂きたいのでご紹介しますね💗
この作品は2021年10月の京都国際映画祭、2022年3月の大阪アジアン映画祭で上映され、喝采を浴びました。2018年東映京都撮影所で撮影された『多十郎殉愛記』のメイキングカメラマンを務めていた松原龍弥さんが監督と撮影を担当され、監督とキャスト・スタッフたちの覇気あふれるその現場のメイキングから、2020年コロナ禍での中島監督に迫ったドキュメンタリー映画です。出演はご本人の中島貞夫監督、『多十郎殉愛記』主演俳優の高良健吾さんと多部未華子さん、友人で脚本家として著名な倉本聰さん、監督デビュー作『くノ一忍法』(1964年)主演女優の三島ゆり子さん、『狂った野獣』(1976年)他の女優で歌手の橘 麻紀さん、大阪芸術大学映像学科で指導を受けた映画監督熊切和嘉さん、東映で時代劇、現代劇、仁侠映画などオールマイティに脚本を手掛ける高田宏治さん、かつての仕事仲間であり俳優・作家・歌手としても活躍の荒木一郎さんら。これらの人々が語る監督への言葉と共に綴られるひとりの映画監督の愛すべきポートレイトです。
先に書いた『くノ一忍法』以降、『893愚連隊』、『にっぽん’69セックス猟奇地帯』、『懲役太郎 まむしの兄弟』シリーズ、『現代やくざ 血桜三兄弟』、『木枯し紋次郎』、『鉄砲玉の美学』、『狂った野獣』、『極道の妻たち』シリーズ、『瀬降り物語』など、数多くの傑作映画を生み出してきた中島監督ですが、育ててくれた東映京都撮影所のため、京都の映画作りの伝統をのこすためにと、83歳の時に20年振りにメガホンをとって作られたのが『多十郎殉愛記』でした。さて、この作品、皆様はご覧になられましたか?現在88歳の中島貞夫監督が「京都のちゃんばら映画を次世代に継承したい」という強い思いがあふれています。『遊撃/映画監督 中島貞夫』(88分)からも、その思いが伝わってきますので、この機会にぜひご覧頂きたいです。どうぞ、宜しくお願いいたします‼