おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2025.12.04column

この秋の印象的な出会いから(5)

11月21日近くの西陣中央小学校に通う小学5年生のシェニファーさんが、また友達を連れて遊びに来てくれました。早速16日完成披露したばかりの“オンブロチネマ”を見せてあげました。

オルゴールはエリック・サティが199年に作曲した「ジュ・トゥ・ヴ」(フランス語:あなたが欲しい)という曲です。「きっと目を輝かせて見入るだろう」と思っていたのですが、小さい子どもが「怖い」と言ったのには、想定外でガックリ。19日から開始する“映像おもちゃ  ふたたび”展の折に、当館が所蔵しているこうしたアニメーションが楽しめる玩具も体験用に展示しようと取り出していたら、探していた手のひらサイズの同じような玩具が3つ出てきました。家庭用にいろいろ出回っていた玩具だったことがうかがえます。

11月21日立命館大学教授で当館正会員でもある竹田章作先生が、12月1~6日10時~17時、立命館大学アート・リサーチセンターで開催される「手描き映画ポスターと看板の世界Ⅳ」のチラシとポスターを持参。

早速額装して掲示するとともに、SNSでお知らせしました。手描きポスターは京都の繁華街にあった松竹系映画館で実際に掲示されていたもので、手掛けたのはタケマツ画房。今回は1936~37年に新興キネマで製作された作品をとり上げて、約80点を展示。フィルムが失われている作品もあり、資料として貴重です。短期間の展示なのが惜しいですが、入場無料で予約不要。ぜひご覧ください‼

うっかりしていたため前後しての掲載になりますが、11月6日梅津豊さん(V7)から“Stereoscopic 3-D Camcorder Adapter and Viewing System”を寄贈いただきました。

VHS時代の家庭用の装置で、自分で撮った写真をこの部品を使って映写すると立体に見えるのだそうです。惜しいかな、今のカメラでは対応できず、この時代に販売されていた対応可能なカメラが必要みたいです。どなたかお持ちではありませんか?どんな風に見えるのでしょうね。

11月23日関東にお住いの森川春子様から、ELMOの映写機EP-AとEDITOR912 DUALTYPEを寄贈いただきました。ビューワーは以前お客様にお貸ししたままで戻っていないので助かります。小型映画繋がりでいえば、パテ・ベビーフィルムについてNHK福井放送局のディレクターさんから問い合わせの電話をいただき、12月1日に取材に来られました。

パテ・ベビー(9.5㎜)に彼はとても興味を持たれたようです。写真は、9月24日市内の方から寄贈いただいたたくさんのパテ・ベビーフィルムを見ておられる様子。これらのフィルムは全てスキャンしてデジタル化しました。後は編集作業が残っていて、出来上がり次第寄贈者の方にお渡しします。中には珍しい映像もあって、いずれ資料として活かされることを期待しています。

この日12月1日は“映画の日”。オーストラリアのブリスベンからWagne Taylorさんとご子息のSamさんが来館。映画好き大学生のSamさんは11月19日ブリスベン近代美術館で開催された「日本映画祭2025」スペシャルイベント“JAPANESE PAPER FILMS” をご覧になって関心を持たれたのだそうです。

紙フィルムをデジタル化されたバックネル大学エリック・ファデン教授と共にこの映画祭に参加された琴とチェロのDuo 夢乃さんがfacebookにUPされていた記事から拝借した映画祭のチラシです。

お二人がご覧になっているのがレフシーと家庭トーキーの紙フィルムと映写機です。お父様も実物をご覧になって興味津々の様子。

聞けばお父様はオーストラリアの公共放送局ABCで長年カメラマンをされていたとのこと。展示している機械類にとても興味を持ってご覧いただきました。写真は日本製の木製カメラ(高密)を説明しているところですが、最も興味を示されたのは1階に展示しているアリ・フレックスのカメラ。

このカメラを使って撮影の仕事をされていたそうで、懐かしそうにされていました。

これもご縁だと思ってNHKのディレクターさんにお声がけし、一緒に写真を撮りました。双方の放送局同士で、映像の提供を受けることもあるのだそうです。Samさんによれば、「紙フィルムの上映会の折、おもちゃ映画ミュージアムのことを大変褒めて紹介していました」とのこと。エリック先生たちのご配慮に心より感謝すると同時に、紙フィルム上映を機に、こうして遥々実物を見に来てくださることに感謝感激です💗

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