おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.05.19infomation

2新聞でミュージアムのことを紹介していただきました

今日の京都新聞と朝日新聞にミュージアムの紹介記事が載りました。偶然同じ日になりましたが、書いてくださった記者の方はもとより、これまでもテレビ、ラジオ、雑誌などたくさんの人がミュージアムを応援して下さっています。とてもありがたいことだと、心から感謝しています。

京都新聞5.19

こちらは、京都新聞広域面で掲載していただいたビックリするような大きな記事。開館1周年を主にした記事を書いてくださいました。取材にお見えの日は、タイミングよく埼玉県からの若者が見学中で、被写体にも収まっています。時間をかけて興味津々の様子で展示物を見たり、触ったり、おしゃべりしたり。そうした光景は、私どもの一番嬉しいこと。

この日は別の若者も見学に来てくれました。立命館大学の先生に勧められたそうです。同様にその前日にも同じ理由で見学に来てくれた若者がいましたので、早速その先生(昨年9月に来館)にお礼のメールを差し上げました。夜になって、その外国からいらしている先生から「おもちゃ映画ミュージアムは教育に非常に役に立つと思います」と書かれた返事が届きました。大変感激したのは申すまでもありません。こうしていろんな方からの応援をいただいて、2年目のスタートが切れました。

朝日新聞5.19

こちらは朝日新聞の京都市内版。やはり大きな扱いで紹介いただき感謝感激。22日に上映する「何が彼女をそうさせたか」を中心に書いていただきました。今、ミュージアムには、この作品と続編として作られた「何が彼女を殺したか」の2作品について、資料を展示しています。その内の一つ札幌市所在「二八新聞」昭和7(1932 )年1月28日付け紙面は刺激に満ちていて、「免囚保護とは?名誉職の収賄とは?而して淫売窟の赤裸々な生活!労働争議裏面暴露!ダラ幹の出没等更に先鋭化された名匠鈴木重吉のメガフォンに躍る現代社会のカラクリ!これは映画というべく余りに生々しい人間の否社会の恐るべき暴露なのだ!これぞ何人も見逃し得ざる大傑作萬人慟哭の近代的大悲劇はこれ‼」とあり、裏にそのあらすじと幾枚かの写真が添えられているので、フィルムがなくても凡そのことがわかると言えばわかります。

久米正雄の「三浦製絲工場」を原作に、前作と同じ鈴木重吉監督、高津慶子主演。あらすじを読んでいると、84年前に「大衆に告ぐ!」と書かれた世の中の暴露は、昨今のニュースで流れているのと変わらず、全く溜め息が出ます。続編が作られた翌年の昭和8年に「蟹工船」などのプロレタリア小説家・小林多喜二が築地署で拷問の末、殺されます。悲惨な歴史を繰り返すことがないよう、私たちは注意深く見守り、歴史に学びたいと思います。

 

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