おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2024.03.05infomation

3月30日『SPレコード博物館』著者保利 透さんによるトークと蓄音機によるレコードコンサート♪

3月30日(土)14~16時、“ぐらもくらぶ”代表の保利 透さんをお招きして、トークと蓄音機でのレコードコンサートを開催します。保利さんは、音楽に関するアーカイブ・プロデューサーでもあり、戦前レコード文化研究家としてもご活躍。昨年12月13日にその研究成果として『SPレコ―ド博物館 明治・大正・昭和のレコードデザイン』(P ヴァイン刊、税込5,280円)を刊行されました。戦前戦後のSPレコードのレーベル2300枚をフルカラー432頁で掲載された空前絶後のレコードデザイン本です。

30日は、保利 透さんによる本の解説をはじめ、映画とSPレコードに関する音源とトーク、そして3月29日迄放送予定のNHK朝ドラ『ブギウギ』で趣里さん演じる福来スズ子のモデル笠置シヅコ子さんのレコードや

菊地凛子さん演じる茨田りつ子のモデル淡谷のり子さんの歌声、

そして、草彅剛さん演ずる羽鳥善一のモデル服部良一先生のSPレコードをポータブル蓄音機(コロンビア 241)でお聴きいただきます。

と、ここまで保利さんとやり取りして書いてきましたが、当館にはスイスのトーレンスのターンテーブル(PRESTIGE)もあって、

航海中の揺れる客船の中でレコードをかけても途切れずに聞けるという優れモノ。

スピーカーもJBL S4700と

CELESTIONもあるので、この道具たちにも出番を与えたいと思い、保利さんに打診しました。保利さんは「では、これで再生するためのレコードを持参しますね。カートリッジもオルトフォンのCG65Di MKⅡなど幾つかの種類を種類を持参しますね」と快諾して下さいました。どのような音色が天上が高い木造の家屋内に響くのか楽しみですねぇ。ご期待ください‼

レコード音楽を聴くには、いくつもの手順が必要で、機械が苦手で一切触らないで言うのもなんですが、傍で見ていてもCDと違って「面倒だなぁ」と思います。

ジャケットからビニール袋(スリーブ)に入ったレコードを取り出しますが、その時手脂がレコード盤に付かないよう注意が必要です。ターンテーブルにそっと置き、レコード針を慎重にのせますが、手を放すタイミングがマズいとレコードに傷がつくので細心の注意。いやがおうでも緊張感が漂います。ダイヤモンド製の針を痛めることもあるので、こちらも要注意。聴いた後もレコードの溝に沿ってクリーナーを走らせ、場合によってはスプレーを用いて埃を拭きます。ビニール袋に戻すときも盤面に触れないようにしてジャケットに戻します。

手間がかかり、置き場所も取るレコードが、「だからこそ良い」と、最近ではレコードファンが急増しているのだと、以前テレビ番組で紹介していました。それに反応して、海外では著名アーティストたちが次々とレコード化に踏み切ったり、日本国内でもレコードを取り扱う店が増えているそうです。骨董市でも、熱心にレコードの品定めをしている若者の姿を良く見かけます。安さと便利ばかりを追求して進歩してきたデジタル技術ですが、最近では映画撮影もフィルムの良さが見直され、フィルムで撮影している人が増えています。保利さんからどんな話が聞けるのかも楽しみですね。著書の販売とサイン会もございますので、お買い求めはその時に、ぜひどうぞ‼

 先着25名で予約優先。参加費は2000円(入館料込み、現金のみ)。アナログの温かい音色の良さを皆さんと一緒に楽しみましょう♪

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