おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2017.08.13infomation

15日まで、アニメーション体験のワークショップ開催

 

東京のイベント企画会社からお声掛けいただき、初めて外部へ出掛けてのワークショップに参加。12日付け読売新聞京都版にイベントが紹介され、11日は全体で約600人の小学生らが参加したそうです。無料のコーナーが多い中で、有料コーナーはやや苦戦。何でも体験しないとわかりません。今後への勉強になりました。

これが当館のコーナー。手前にあるのはマジックロール。映画『100人の子供たちが列車を待っている』(1988年、チリ)に出てきます。2枚の紙を使うだけでアニメーションが楽しめます。絵の苦手な子どもでも楽しめるように、イラストレーターの西岡りきさん(キャップを被った男性)が可愛い絵をたくさん描いてくださいました。自分で描いても良し、好きな色を塗って楽しむも良し。そして、テーブル奥にあるのは初期の光学玩具のひとつ、ソーマトロープ。丸い円盤の表と裏に絵を描いて、クルクル回すと1枚の合体した絵に見えます。こちらはアニメーション・ディレクター中西亮介さん(朱色のシャツの男性)が、たくさん見本を用意して下さいました。好きなものを選んで、それぞれ玩具作り。

塗り絵を終えたら、昔のアニメーションを見てもらったり、懐かしい3Dビューマスターを覗いたり、くるくるビュアーでアニメを体験したり。驚き盤は、ちょっとコツがいるので難しそうでした。

いろんな光学玩具を用意して体験して貰いました。テーブルの上にある黒い円筒のゾートロープ(ゾーイトロープ)はスリットから覗くと絵が動いて見え、男の子の前にあるプラキシノスコープは中央の鏡に反射して絵が動いて見えます。これらは19世紀に作られたおもちゃで、映画が誕生する前の玩具です。でもどの映画史にも、先にご覧いただいたマジックロールは出てきません。いつごろ登場したのかわかっていません。

おもちゃ映写機で35ミリフィルム上映体験も。フィルムを見たこともないような親御さんたちに、フィルムに触れてもらい、そして子どもたちは、ハンドルをクルクル回して。この小さな男の子は、映写機に興味津々。その様子が可愛らしくて、親御さんにことわって、写真をパチリ。

会場が明るいので、暗幕を被るようにして映像を見てもらいました。この体験、カタカタ鳴る映写機の音と一緒に、ずっと覚えて欲しいなぁと思います。

明日8月14日(月)、15日(火)の9時~17時(受け付けは16時半まで)、イオンモール京都五条3階のイオンホールで体験できます。たくさんのお子様の笑顔をお待ちしています。

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