2018.09.28infomation
9月30日渡辺 泰先生トークイベント延期のお知らせ
台風24号の接近に伴い、9月30日(日)に開催を予定しておりましたトークイベント「渡辺泰 アニメーション研究活動68年を語る」は、来場する皆さまと84歳になる渡辺泰先生の安全を第一に考えて、延期とさせていただきます。
参加のお申し込みをいただいていた皆さまにおかれましては、誠に申し訳ございませんが、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
なお、代替日を10月6日(土)の14時開始に設定しました。6、7、8日と三連休となる方もたくさんおられるかと思いますが、その初日にあたります。
今回の対応に伴い、渡辺先生の「話したい」という思いは、より一層高まっておられますので、どうぞお楽しみになさってください。
9月30日の催しへは定員を締め切った後も申し込みが相次ぎました。会場が古い京町家で狭いこともあり、心苦しくもお断りせざるを得ませんでした。今回の延期に伴い、6日の参加が難しくなったお客さまがおられましたら、ご一報願えれば助かります。先のお断りした方々へご案内を差し上げようと思います。勝手を申しますが、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
開催中の「渡辺 泰展」は、26日から10月14日(日)まで後期展。前期は「日本におけるディズニー受容と伝播」でしたが、後期は「初期東映動画を中心に」をテーマに展示しています。
写真はその一部。日本初の長編カラーアニメーション『白蛇伝』(1958年)制作の様子を記録した写真には、原画を描く森康二さんや大工原 章さん、ライヴ・アクションする松島トモ子さんやまだ無名に近い時代の佐久間良子さんも写っています。
東映本社が合理化するため、東映動画のスタッフの人員整理を始めて、労組と対決した時の新聞、大塚康生さんが作成された東映動画スタッフの入社名簿、そして、宮崎駿さんが『長靴をはいた猫』(1969年3月18日公開)のPRとして「中日新聞」日曜版に連載された連載漫画という大変貴重な資料も展示しています。
ぜひ、この機会に渡辺先生が大切に保存されてきた貴重な資料の数々をご覧ください。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!