おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2021.01.06infomation

新型コロナ感染拡大の状況を考え、1月17日、2月11日の催しを延期します😢

今日から、弁士・片岡一郎コレクション展「活動写真弁士の世界展ー日本映画興行の始まり-」が始まりました。

先日、5歳の時に奈良の映画館で活弁上映を見たという思い出を語ってくださった方が、早速見に来て下さいました。前回聞き漏らしたので「上映の時、演奏していた楽器は何でしたか?」と記憶をたぐり寄せてもらいましたら、「ラッパとクラリネットだった」とのこと。「中和劇場(橿原市)、近鉄八木駅の横にあった「八木劇場」、今井町にも映画館があったなぁ」と懐かしそうに映画館の名前がサラサラと出てきました。映画の思い出は心に深く刻まれているのでしょう。「楽しみにしているから3回とも見に来るよ」と言って下さいました。

今回の展示は第1期=1月6日~31日のテーマ「弁士の誕生と映画の発達」

      第2期=2月3日~28日のテーマ「活動写真弁士の黄金時代」

      第3期=3月3日~28日のテーマ「トーキー時代・生きていた弁士」

の3期に分けて、片岡さんが20年間に亘って集められた貴重な資料の選りすぐりを展示します。

3回ともご覧頂いた時の半券をご持参いただいた方には、この戦前のアニメーション『底抜けドン助』の5勺お猪口1個をプレゼントします。このことをお伝えして、「半券捨てずに残しておいて下さいネ」と声かけをして見送りました。

お客様に昔のことをお聞きしながら楽しい時間を過しましたが、世間では今日の新型コロナウイルス感染者が6000人を超えたそうです。明日には首都圏1都3県へ緊急事態宣言が発令されるようです。こういう時に、イベントをしていて良いのだろうかと随分悩みましたが、先ずは安全最優先と判断しました。

1月17日14時~、映画『ロストワールド』上映とトークイベントは延期します。

2月11日14時~、「新野敏也のレーザーポインター映画教室6」も延期します。

楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に申し訳ございません。今、当日出演予定だった片岡一郎さん、高槻真樹さん、鳥飼りょうさんと、いつなら実施できそうか調整しています。開催日が決まり次第、改めてご案内させていただきます(開催時は、1月17日申し込みを頂いていた方を優先受付します。悪しからずご了承くださいませ)。できるだけ企画展「活動写真弁士の世界展」開催中に実施したい考えです。

新野敏也さんのイベントのチラシデザインはできていて、近日公開しようと思っていたのですが、こちらについても再度日程調整をして、改めてご案内させていただきます。内容は、第1部「発見!幻の日本語吹き替え版~フィルムはナゼ廃棄されたのか?」、第2部「伝説の爆裂喜劇王!ラリーシモン特集~映画会社の興亡と作品の散逸!」です。映画が失われていく過程を検証する試みです。

3月28日14時~、藤田芳康さんの講演会「屋根の上のおばあちゃん―映画への愛が詰まったアルバム―」は今のところ予定通りです。第1回京都文学賞一般部門優秀賞受賞作『太秦――恋がたき』を改題した『屋根の上のおばあちゃん』(河出書房新社)の受賞と出版を記念して開催します。主人公の祖父がかつて活動弁士をしていた設定ですので、展示にあわせて講演をお願いしました。小説のモデルとなった藤田さんの祖父母の話を中心に、サイレントとトーキー、フィルムとデジタルなどについてお話をしてくださる予定です。

目に見えないウイルスが敵で、しかも感染力がパワーアップしているので本当に心配な毎日です。どうぞ皆様、感染しないようくれぐれも気を付けて安全にお過ごし下しませ。

 

 

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