おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2025.07.10column

続・6月下旬~7月上旬のお客様の中から

祇園祭吉符入りした7月1日、アメリカのロチェスター大学ジョアン・ベルナルディ教授が、お友達のコーディ・ポールトン先生をお連れしてくださいました。コロンビア大学の先生で、今は京都アメリカ大学コンソーシアム(KCJS)のプログラムを担当されています。紙フィルムでお世話になっているバックネル大学エリザベス・アームストロング先生も出会った当初はこうした仕事を同志社大学を拠点になさっていました。KCJSは、アメリカの名門大学生たちが、毎年京都にやってきて、日本語と日本文化を学ぶプログラム。見学しながらポールトン先生は「学生たちを連れてくる」と仰って下さいました。興味を持っていただけて、嬉しいです。

これまで何かとお世話になっているベルナルディ教授ですが、クラウドファンディングでも支援して頂き、そのお礼に用意したTシャツを、この日着てやってきてくださいました💗「とても着心地が良いです」とジョアンさん。壁面に飾っている名キャメラマン宮川一夫先生のタペストリーを示しながら、そのお孫さんの一平さんの工房で制作、デザインは日本アニメーション協会名誉会長の古川タク先生によることなどをポールトン先生にも説明しました。先生とはfacebookですぐに繋がり、ジョアンさんが仰ったとおり、京都の街角で目にする“面白い”と感じたことをマメに書いておられて楽しいです。

出身地のカナダのヴィクトリアにピンでマーク。

午後の西日が強烈で、ジョアンさんは目をつむり、ポールトン先生は眩しそうな表情。これも思い出の一枚だから載せます。

お二人には、前日梛神社でいただいてきた茅で作った厄除けの茅の輪をプレゼントしました。京都に転入してから、 “夏越の祓”の日に、「蘇民将来子孫也」のお札を付けた小さな茅の輪を作ることは恒例行事になっています。

玄関先に下げて、災いが入ってこないようにするお守り。茅の輪の下にあるのは、先日写真家の如庵さんから頂戴した彼手作りの「蘇民将来」のピンバッジ。新ミュージアムには、この小さな茅の輪だけでなく、今年も放下鉾の堀真也さんから頂戴したチマキを玄関内側に掲げました。新拠点に来て下さる全ての人々にご利益があり、健康で平穏な日々が送れますようにと願いを込めて。

7月4日も暑い一日でしたが、「ジョアンさんが京都に滞在中に恩師依田義賢先生と宮川一夫先生のお墓まいりに行けば」と提案し、連れ合いと二人出かけてきました。依田先生が眠る圓通寺は綺麗に整えられて様変わりしていました。宮川先生が眠る西向寺のお墓へジョアンさんがお参りするのは初めて。京都に来る前にジョアンさんは愛媛県伊予郡砥部町の古刹、東向山理生院にある伊丹万作監督と伊丹十三監督父子のお墓にも参ってこられました。偉大なる映画人たちのお墓参りができて何よりでした。

7月7日は、年に一度織姫様と彦星様が天帝の使いカササギの翼にのって天の川を渡って再会できる「七夕の日」。昨年7月17日にアメリカのロスからやってきてくれたRoman Montalvo 君が七夕のお話に合わせるように、ご一家で再訪してくださいました。昨年は私が不在中でしたので、写真も何も残っていませんでしたが、彼は対応した連れ合いにプレゼントしようと絵を描いて持参(下の写真で連れ合いが手にしている絵)。嬉しいので、さっそく館内に飾りました。

この夜、お母様から頂いたメールには以下のように綴られていました。

……Thank you so much for your kind email. You helped to create a beautiful memory for our family during our visit to Japan. Roman has been talking all day about the Toyfilm Museum and spending time with you and your husband, you really have made him so happy. He follows your museum on the internet and is one of your biggest fans. Thank you for creating a special museum that allows people from around the world to learn about film history. We will definitely visit again. Take care and we will keep in touch. ……

いつも遠く離れたロスから、ネットでHPやYouTubeを見て、熱心なファンでいてくれているそうです。今回の訪問をロマン君は指折り数えて楽しみにしてくれていたそう。

おもちゃ映画で保存したアニメーションを食い入るように見ているロマン君。連れ合いが手にしているのは、彼が描いた作品がたくさん入った袋。私どもに見せようと持参してくれました。

将来は「おもちゃ映画ミュージアムで働きたい」と言っているそうです。

ご一家の楽しそうな表情に見とれて、地図にマッピングしてもらうのを忘れてしまいました。今度お会いすることができたら、その時はきっと。

ロマン君ご一家に、一日違いで「神戸のあっ君」を紹介し損ねたのが残念で。6日にお母さんと一緒に来てくれたあっ君も「将来はおもちゃ映画ミュージアムで働きたい」と言っていましたね。彼が最初に来たのは6歳の時。ロマン君同様、自分でネットで検索してのことでした。当館存続が危ういので、将来ここで働いてもらうことは叶いませんが、そのように思っていてくれるだけで、活動して良かったなぁと思います。6日の日は「消えた映画館の発掘・近畿地方に残る映画館建築」がテーマの研究発表でしたから、あっ君も手作りのマップを作って持ってきてくれました。行ったことがある映画館を、お母様があっ君に確認しながら作成されたのだそうです。

こんなに映画や映画に関連するものに興味を持つ男の子たちがいるとわかり、将来どのようなものを作り出してくれるのかと楽しみです。

ロマン君一家を見送った後に来館されたのは、オーストラリアのパースからお越しのRenetteさんとPeter Rothご夫妻。奥様のレネッテさんは教師をされていて、光学玩具などをよくご存じでした。当館のことは「調べて来た」と目的をもって訪ねて来てくださったことが分かり、嬉しく思いました。

最後においでくださったのはNPO法人京都観光文化を考える会・都草に最近発足した映画研究会の皆さん。映画にも関心を強くお持ちの方々で結成され、誘い合わせて映画館へ見に行くこともあるそうです、それゆえに、いつもの見学を終えてから後も、ずっと連れ合いに熱心に尋ねておられました。

同団体理事の久宗様(上掲写真向かって右端)には大変お世話になりました。一緒に来られた10名ほどの中におられた松島紫代さんをご紹介頂き、「せっかくの機会だからご夫妻と一緒に写真を撮られては?」と提案を受けて、東映俳優部所属の女優さんと一緒に身の程知らずにも並ぶことに。むしろ撮られるのが普通の女優さんに撮ってもらう方が珍しいと思ってお願いし、

それがこの一枚。朝ドラ「あんぱん」の後に放送される「ばればれ」の最初部分に登場されるのだそうです。これもご縁、もっともっといろんな番組や映画で活躍を見たいなぁと期待しています。

7日朝ジョアンさんは東京へ移動し、用事を済ませたのちに帰国されます。今回は一緒に過ごす時間が多く持てて、とても楽しい日々でした。映画に関する本や資料を沢山購入されたので、今後の研究がより一層充実したものとなりますように。新しい私どもの拠点を見ていただけたのが、一番の喜びです。ジョアンさん、いつもありがとうございます💗今度は秋、イタリアでお会いしましょう‼

 

 

 

記事検索

最新記事

年別一覧

カテゴリー