おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2016.01.03column

BABY TALKIEを囲んでお正月

DSC04042ADSC04043この一家団欒もお正月の光景でしょうか。三世代がレコードプレーヤーを囲んで、如何にも楽しそう。昨年末にミュージアムコレクションとして加わったばかりのBABY TALKIEです。コレクター氏から譲っていただきました。

BABY TALKIEは、1920年代(昭和初期)の玩具で、日本トーキング商会から発売されました。箱に「目と耳を楽しませる蓄音機応用新発明品」とあります。どれくらい普及した商品なのでしょうか。

12月20日親子対象に開催した「映画を見て、アニメ玩具を作って遊ぼう!」で、参加者に人気があったゾーイトロープですが、そのゾーイトロープ本体を、レコードプレーヤーの中心に差し込んでセットする仕掛けになっています。レコードを回すと、その回転でゾーイトロープ本体も回り、内側にセットした絵が動いて見えて、アニメーションが楽しめます。

以前「トーレンスで音楽を聴いてみる会」をしたとき、近所にお住いの少女雑誌などのコレクター氏から可愛いピクチャー(ペイント)レコードを見せていただきました。発声練習を積み、楽譜も読める童謡歌手たちの美しい歌声の素晴らしさもあって、本当に感激しました。昭和の初めから絵の入ったレコードがあるそうですが、何枚作り、いくらで売っていたかは資料がないのでわからないそうです。

ともあれ、その珍しいレコードなどもお借りして、3月の春休みに、映して聴いてみる素敵な玩具のコレクション展を開催したいと思っています。2回目の企画展、頑張ります!

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