おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2022.10.12column

「大阪芸大映像学科歴代学生映画FIRST PICTURES SHOW1971-2020」に集まってくださった皆さん‼

京都国際映画祭2022の前夜祭に位置付けて、今日から3日間にわたって開催している「大阪芸術大学映像学科歴代学生映画1971-2020」。今日は2021年の作品奥井琢登監督『ピプノシス』と横田新監督『月と幽体』、横山健二監督『手紙』と坂下雄一郎監督『憂鬱ろけっと』、いのうえきよたか監督『八月の万華鏡』とヤン・カワモト監督『兎が眠っているよ』を上映しました。

最後にお集まりいただいた皆さんと記念写真。関東から集まって下さった方が多くおられました。改めて見ると、どの作品も本当に素晴らしい。気が早いですが、いのうえきよたか監督(後列中央の背が高い男性)『八月の万華鏡』(8㎜)を「来夏展示期間中に上映したい」という提案をしたところ、快諾していただきました。43年前の作品が再びご覧いただけるようになったことをご夫妻はとても喜んでくださいました。

ヤン・カワモト監督(後列右端)『兎が眠っている』は16㎜で、当時はお金がかかるので気合の入れ方が違っています。それが伝わってきました。この年は林俊充監督(後列左端)も『壁の中』を16㎜で作りましたが、今日そのフィルムを持参されましたので、いつかまたみんなで観る会ができたら良いなぁと思います。
3人の監督は同期で、年月が経ってもスタッフの方々共々仲良くされているのは素敵です💖
さて、明日はどのような旧交歓談の場になるのか楽しみです。とても優れた作品ばかりですので、一般の方にもぜひ観に来ていただきたいです。
 
【10月13日追記】
17時の回で上映した『アップル・スピリット』(2002年)の林健二郎監督に花束を贈る元大阪芸大教授の池田光惠さん。今年講談社から『星屑すぴりっと』を刊行されたお祝いに用意しました。おめでとうございます㊗ 『アップル・スピリット』では主人公が文学作品大賞を受賞した設定になっていましたが、ある映画祭に招待された時に審査員から「こんな陳腐な那覇市で文学賞が獲れるか」と苦言を呈されたことから奮起して小説を書くことに挑戦。それから幾年月経って、昨年『ろくぶんの、ナナ』で第17回ジュニア冒険小説大賞受賞し、岩崎書店から出版。それに続いて、今年第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞し、秋に同社から出版されました。
上映後も賑やかにいろんな思い出話に花を咲かせて。13日上映作品は、森弘・松岡英治監督『オレの女だ!』と山川公平監督『あんたの家』、清水艶監督『シェアリング』と岡本未樹子監督『おねえちゃんのすきなひと』、高木優監督『ひよっこ青春歌合戦』と林健二郎監督『アップル・スピリット』でした。

明日は、どなたが来て下さるでしょうか。

【10月14日追記】

今日の「大阪芸大映像学科学生映画1971-2022FIRST PICTURES SHOW」を東京から見に来てくださった高橋克三さん。遠くからありがとうございます💗
 
ご覧いただいたのは山下敦弘監督『どんてん生活』、鳴瀬聖人監督『温泉しかばね芸者』(写真は主役の辻凪子さん)と前野朋哉監督『GO GO まりこ』と細川龍作監督『痛いの痛いの飛んでゆけ』、加治屋彰人監督『Chain』と青木伸和監督『お歳暮のハムのひも』。最後の青木監督の作品は、高橋さんが日本側代表を務めるアジア国際青少年映画祭2014年で観客賞を受賞した作品。
 
今日は、昨年グランプリに輝いた『トカトントン』を監督した佐藤早苗監督にお渡しする賞状とトロフィーを持参してくださいました。直接ご本人にお渡ししたいです。今年のアジア国際青少年映画祭はコロナの影響で延期になりましたが、来年無事開催されることを願っています。
 
平日開催にもかかわらず、お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました‼

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