おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.08.10column

「光と影のおもちゃ体験!」から

DSC029039日、鳥取市の童謡とおもちゃのミュージアム「わらべ館」から専門員の長嶺さんをお招きして、「光と影のおもちゃ体験!」を開催しました。酷暑日が続いていること、お盆前に帰省しているご家庭もあり、参加は少なかったのですが、工夫を凝らした内容で、大人も充分楽しめる企画でした。机の上には、長嶺さんが興味を持って収集された様々な光学玩具が並んでいます。

最初に万華鏡から。いろんな形、国の万華鏡を覗き、「うわぁ、きれい!」と歓声。二度と同じ模様を再現できないがゆえに、なおさら美しく思えます。

DSC02898男の子が覗いているのは、Tru-Vue。左右の目で覗くと立体画像が見えます。最初は1枚ずつヴューワーにセットして見ていたのが(最初の写真に写っている赤い箱に入っているもの)、この写真のように1枚で7つのエキサイティングな場面を見ることができるようなものが出現。さらに円盤状になり、対角線上に左右の目で見る写真が配置され(辛子色の服を着た長嶺さんの前に置かれているもの)、エンドレスで楽しむことができるように変化します。

DSC02921 (2)私が興味を持ったのは、日本製のキネマトグラフ。この円筒形の玩具の先に1コマフィルムを張り付け、手前から覗きます。お持ちいただいたキネマトグラフにはアメリカ映画の1場面が張り付いていました。子どもたちも、大人の映画の面白さ、雰囲気を味わえる玩具です。参考に、当館開館後に寄贈いただいた1コマフィルムを並べてみました。

一番盛り上がったのはTENYOのストロボアニメーションのセット。ストロボを照射すると、豹の絵が疾駆して見えたり、ムンクの絵がグルグル内側へ、あるいは外側へ渦巻き状に見えたりして面白かったです。

DSC02919早速6P入りチーズの丸い容器を利用して手作りのストロボアニメーション作りに挑戦。ビー玉を真ん中に嵌め込んだチーズの容器の内側に徐々に変化する絵を描き、クルクル回してストロボを照射し、アニメーションを体験。シンプルな形で、色も少ないほうが上手くいくそうです。「夏休みの工作に、家でまた作ってみる」との言葉が嬉しかったです。

DSC02924大人も一緒になってレンズを覗いて、「うわー」「へぇー」と声をあげて楽しんだ一日でした。長嶺さん、楽しい世界を教えて下さってありがとうございました。

 

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