おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.10.12column

10/17迄オンライン無料公開『ロストワールド』に関連し、収録日に開催したトークイベントの記録映像を公開しました‼

10月11日から始まった京都国際映画祭2021は、コロナ対応で各会場とオンライン配信を組み合わせた「ハイブリッド型映画祭」として開催中です。海外のお客様から「英語で字幕対応している作品を教えて欲しい」という問合せをいただき、慌てて調べてお返事をさしあげる一幕も。古都KYOTOという響きもあってでしょうか、海外の方に注目していただけるのは、とてもありがたいです。

さて、アメリカで1925年に作られた無声映画『ロストワールド』(ハリー・O・ホイト監督)を片岡一郎さんの活弁と鳥飼りょうさんの演奏により当館でご覧頂いたのは、今年3月6日のことでした。この時の様子が、今回の映画祭でオンライン無料公開されています。こちらをクリックして、ぜひご覧下さい。

昨年秋に片岡一郎さんが大著『活動写真弁史―映画に魂を吹き込む人びと―』を著されたのを記念して、今年1~3月に「弁士・片岡一郎コレクション 活動写真弁士の世界展-日本映画興行の始まり-」をしました。厚さ5センチもある本に載せたり、あるいは紙幅の関係で載せるのを断念された資料などたくさんお持ちのコレクションの中から、月毎に展示替えをしてご覧頂きました。

せっかくの機会ですので、『ロストワールド』上映に引き続いて、片岡さんご本人と、『活動弁士の映画史―映画伝来からデジタルまで―』(2019年12月出版)著者の高槻真樹さんにも登壇いただき、日本映画興行の始まりについて対談していただきました。その時の記録映像がございましたので、YouTubeで先ほど公開しました。

長いので片岡さんによるギャラリートーク

対談その1

対談その2

その3

その4

 

の5回に分けてUPしました。

今年の京都国際映画祭「サイレント/クラシック部門」では、片岡弁士がレギュラーの「活弁でGO!」、大森くみこ弁士の『ロイドの其の日暮らし』、大森弁士の『ポールの空中工夫』、坂本頼光弁士の『狂える悪魔』、片岡弁士の『安政異聞録  浄魂』、山崎バニラ弁士の『陽気な巴里っ子』とたくさん揃えました。同じ作品でも演奏者や弁士が異なると印象がガラッと変わりますので、以前ご覧頂いた方には、その違いもお楽しみ下さい。映画をご覧になってから、あるいはその途中、鑑賞後に、ぜひYouTubeの対談もご覧頂ければ嬉しいです。

秋の夜長、芸術の秋でもあります。無料でご覧頂いて、その面白さを経験していただけましたら、今後各地で行われるライブでの無声映画上映会にぜひご参加下さいませ。

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