おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2022.07.23column

トーキー映写機のムーブメントを寄贈して頂きました‼

今日、大阪芸大映像学科卒業生の北村真平さん(V8)から、国産のトーキー映写機の心臓部分(ムーブメント部)が届きました。上記の写真は、シャッターとアパーチュアです。下記の写真はモーターからのベルト駆動で、シャッターの裏面に当たります。早速展示に加えました。

こちらは以前から展示していたサイレント映写機(ニコラス・パワーズ社製)の心臓部です。前にプロペラのシャッターがあり、フィルムが送られている間はシャッターで光を止め、フィルムが固定したとき、光を通します。サイレント時代なので、手回しクランクが付いています。

この機械は1906年製で、映画が誕生して10年程でこの機械ができています。映画駆動の構造は10年ほどの間に完成したことが分かります。この写真は、映写機のムーブメントを上から見た様子。

北村さんからは、これまでにも8ミリフィルム作品や、シネマテーク・フランセーズのカタログ、各種フィルムを並べたポスターなどたくさんの資料を寄贈いただき、嬉しく思っています。前に寄贈いただいた様子は、こちらで書いています。北村さんは、長年ハリウッドで仕事をされ、大ヒットしたハリウッド映画『アポロ13』でロケットの模型を製作し、NHKの番組でもその仕事ぶりが紹介されました。

来館の折に、ぜひご覧ください‼

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