おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.07.27column

読売新聞で映画『祇園祭』資料展を紹介していただきました‼

7月26日の読売新聞京都版に、開催中の「“参加する”映画『祇園祭』資料展」を紹介していただきました。最終日まで残り4日になりましたが、貴重な資料を展示していますので、ご都合良ければぜひご覧下さい‼

紙面をコピーしてスキャンしたためか、写真が不鮮明で恐縮ですが、記事を書いた記者さんが仕事されている写真を代わりに掲載💖

取材をしていただいた日は、河内将芳・奈良大学教授に「戦国時代の祇園祭」の演題で講演して頂き、その後連れ合いが研究バージョンとして編集した映画『祇園祭』を参考上映して、定員一杯で実施。

この時の振り返りはいずれ書こうと思っています。記者さんだけでなく、参加した人からも「とても勉強になった」と仰っていただき、企画して良かったと心底思い、安堵しています。

河内先生から、7月17日に出版されたばかりの宝藏館文庫『改訂 祇園祭と戦国京都』を頂戴しました。もう何年も前になりますが、「11月や12月に祇園祭が行われたことがある」という講演を聞いて「へぇっ」と驚いたことを昨日のことのように思い出しています。

前掲新聞記事には「京都市内で撮影された」とあります。東映京都撮影所のスタジオを始め、新丸太町通など京都市内での撮影が多かったと思いますが、司会進行をしてくださった京樂真帆子・滋賀県立大学教授によれば、三船敏郎が頭を演じる大津の馬借人の根城として「大津宿場のはずれ」という設定で、滋賀県の野洲川河口で撮影されたり、同じく水口での撮影も製作者側の記録に残っているそうです。これらの撮影に関わったり、「世界の三船」を一目見ようとロケを見学された思い出をお持ちの方は居られませんでしょうか?

17日と24日の2週にわたって開催したこのイベントには、「東京の国分寺二中の課外授業で映画『祇園祭』を観た。それからずっと気になっていた」という人、映画の原作者西口克己と近所づきあいでお父様がとても親しくされていたという方、「映画公開時に観た記憶があり、パンフレットも持っているはず」という人、錦之助ファンでコレクションを今回の展示にも活用させて頂いている方、映画の進行役として仕事された方、研究者等々、それぞれの関心から足を運んで下さり、皆さんとても熱心に見聞してくださいました。

この映画についてのインタビューは、この先もいろいろ計画しています。もしもお身内の方や、お知り合いに「そう言えば、あの映画に…」という方がおられましたら、ぜひご一報をお願いいたします。今のうちにいろいろお聞きして、記録として残したいです。

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