おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2022.04.22column

英国幻燈協会機関誌30号に、2月に実演した幻燈上映の様子が載りました‼

英国の「The Magic Lantern」誌30号に、2月26日に当館で開催した幻燈実演の様子が載りました‼

目次の12ページで「A HAPPY GATHERING AT THE KYOTO TOY FILM MUSEUM」の見出しでご紹介いただいています。その12頁が、下記。

2月にチャップリン研究家の河田隆史さんが初主催して行ったチャップリン、ロイド、キートンに焦点をあてた「三大喜劇王のニコニコ大会」を実施した折り、『チャップリンの幻燈会』(1914年)も特別上映していただきました。そこに登場する幻灯機が当館所蔵のものに似ていることから、幻灯機2種の実演をしてご覧いただきました。当日の様子はこちらで書いています。

会場には英国幻灯協会会員でもあり、当団体正会員でもある岩田託子・中京大学教授の姿もあり、先生が「当日の様子をぜひ協会員の方々にも紹介したい」と申し出てくださって、英語でのレポートを執筆して下さいました。岩田先生は「載るか載らないかはわかりませんが」と仰っていましたが、こうして英国で発行された機関誌に載せていただきました。とっても嬉しいです‼

この30号の編集担当がMary Ann Aucklandさんで、丁度12頁目上段に彼女のお名前が載っています。メアリアンさんが執筆されたのが11~12頁に載っているフランスで発行された本『Vues et Conférence』の書評です。2015年10月27日に元英国幻灯協会会長ジョージ・オークランドさんと奥様のメアリアンご夫妻に来館いただく機会に恵まれました。ご案内してくださった錦影繪池田組主宰者の池田光惠さんと当日は通訳を兼ねてお越しくださった岩田先生も一緒に楽しい一日を過ごした思い出があります。その時の様子はこちらで書いています。こうした出会いの幸運もあって載せてくださったのでしょう。本当にありがたいことです。

岩田先生は「綺麗な紙面にしていただき嬉しい」と仰っていましたし、イベント主催者の河田さんも「英語で上手に書いてくださり、世界に羽ばたけて嬉しい」と仰っていました。まだまだ予断を許さない新型コロナウイルス状況ですが、以前のように海外の人々とも自由にお会いできる時が戻ってきたら、幻灯好きの人々にもぜひお立ち寄り頂き、交流が深められたら良いなぁと願っています。

英国幻燈協会のサイトはこちらです。1976年10月に幻灯機愛好者たちが集まって始まり、現在の会員数は約300名。ヨーロッパ各国、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど多岐にわたり、日本からも岩田先生のように参加されています。国際会議が4年に一度開催され、例会は年に4度を基本に。今回掲載していただいた「The Magic Lantern」誌は季刊誌で、2014年から、それ以前に発行されていた機関誌の後継として今日に至ります。

これを機会に、幻灯機に関心を寄せてくださった皆様は、ぜひ英国幻灯協会のサイトを訪問してみてください。FacebookTwitterでも発信されていますよ。

 

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