おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2023.04.19column

市老人福祉センターの共同事業「映画マラソン」で下鴨映画祭『豪傑児雷也』を観る

昨日はミュージアム近くの「京都市中京老人福祉センター」へ行ってきました。尾上松之助遺品保存会松野吉孝さんが、一生懸命取り組んでおられる「京の活動写真 下鴨映画祭」アーカイブ映像を、全国各地の施設でもご覧頂きたいと案内を送っておられるのに呼応して、中京老人福祉センター・左京老人福祉センター・北老人福祉センターの3センターが共同事業「映画マラソン」を企画して下さいました。トップバッターの中京では、下鴨映画祭に関わった当館が近いこともあり、つれあいによる「おもちゃ映画って何?」のお話をさせて頂く時間も頂戴しました。

寒暖差が激しい今の時期、昨日は肌寒い日でしたが、床暖房が効いていい塩梅のこの部屋に、20名の方がお集まりくださいました。圧倒的に女性が多いですね。囲碁将棋となると男性が多いようですが。近くに位置していても、当館を訪れたことがない方ばかりで、「おもちゃ映画って何か?」と興味を持って参加してくださったようです。

菱野晃一センター長さん。若いころから映画がお好きだったことから、こうした「映画マラソン」の企画も思いつかれたのでしょう。お声がけが嬉しいです。他にも様々な講座をされたり、同好会活動も多種多様にあります。早晩、私どもも仲間入りさせて頂く日もくるでしょう。

京都の映画の歴史、おもちゃ映画ミュージアムについて、下鴨映画祭について半時間ほど話させて頂きました。

続いて、23日まで配信されている「下鴨映画祭」のサイトにアクセスして、時間の関係から第二部の大森くみこ弁士の挨拶から始まり、日活京都撮影所『豪傑児雷也』(1921〈大正10〉年)を皆さんと一緒に鑑賞しました。

上映終了後に、ミュージアムから持参したフェナキスティコープ、ゾートロープ、立体ビューワー、おもちゃ映写機で映写体験をしてもらいました。交わした言葉から推察するに、参加者の中におもちゃ映画が家にあった、見たことがあるという方はおられませんでしたが、京都にはまだ昔の映像が残っているように思われますので、こうした場を設けて下さることによって「うちにもあるよ」という発見に繋がれば良いなぁと思います。

明日は左京老人福祉センターで、22日は北老人福祉センターで「京の活動写真 下鴨映画祭」のアーカイブ映像上映会があります。きっと今この時間も全国各地の施設やお宅でご覧頂いていることと思います。松野さんの熱い思いがあって実現している催しです。どうぞ皆様も「下鴨映画祭公式ホームページhttps://shimogamoeigasai.com」へアクセスしてご覧下さい。そしてお知り合いにもご紹介いただければ幸甚に存じます。23日23時まで、いつでも、何度でも無料でご覧頂けます。宜しくお願いいたします!!!!!

 

 

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