おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.07.12column

「第4回京都レコード祭り」に行ってきました

7月10日「第4回京都レコード祭り」ゼスト御池の河原町広場へ行ってきました。DSC05644 (2)9日にも開催されていて、河原町広場は大勢の人で賑わっていました。おもちゃ映画ミュージアムにトーレンスのターンテーブルがあることから、時に音楽に興味のある人も訪れますが、そうした仲間の企画でこの春SPレコードに関する催しをしました。連れ合いもご多分に漏れず、オーディオに夢中になった世代でもありますが、機械音痴の私には、この企画展が契機になって関心を持ち始めた新しい世界。カセットテープ、活版印刷、8㎜フィルムなど今アナログ文化が見直されていますが、レコードも再評価されていることが実感できます。

会場で配布されていた「京都レコードマップ」には、今回のイベントに参加された21店舗のほか、いくつものCD・レコード店の位置情報が掲載。今や音楽はネットで宙を飛ぶのが主流かと思っていましたが、どっこい「モノ」への関心は今も健在だと嬉しくなりました。初開催は2012年だそうです。

DSC05649 (3)

広場では、キーヤンとして親しまれている木村英輝さんの作品の前で、作家・いしいしんじさん(向かって左)と音楽評論家・湯浅学さん(右)によるレコードコンサートとトークイベントが午後1時から始まりました。イベントタイトルは「アナログバカ三代」でしたが、いしいひとひ君(5歳)は残念ながら体調不良でお休み。

実は、このイベントは、いしいさんのツイッターで知ったばかり。2日に作家の福永信さんが来館され、その時いしいさんのことを教えていただきました。SPレコードのことなどを話していた時のことだろうと思います。「誠光社」(京都市上京区)という本屋さんで、5回シリーズの最終回「いしいしんじとコロちゃんのだいたい78回転のアルバム」が7月22日18時半から開催されますが、会場でも配られていたそのチラシには、「蓄音機とその音色を偏愛される作家」と紹介されています。いったいどんな話をされるのだろうと興味津々で出掛けました。お二人とも穏やかに音盤の背景、聴きどころなどをお話ししてくださったので、とても居心地の良い時間でした。

今ネットで検索しましたら、他にも落語、バンド演奏など多彩な催しがこの二日間繰り広げられたようです。ふらりと立ち寄って、レコードの良さに気付いて関心を持ってくださる人が増えると良いですね。最後に誠光社のチラシにかかれていたトリビアを一つ。

LPやCDで、曲がいっぱい入っているものを「アルバム」と呼びますが、これはSPレコードを束ねたブック型の入れ物を「アルバム」と呼んだ名残なのだそうです。「へぇ~」

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