おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.12.17column

同志社国際高校放送部から届いた嬉しいニュース

今日ミュージアムに若いお客さまが一人、嬉しい便りを持って来館。同志社国際高校放送部員の村田さん。昨年2月の京都新聞夕刊1面に「おもちゃ映画ミュージアムが開館する」という記事が掲載されたとき、真っ先に連絡をくださったのが同放送部の生徒さんでした。開館第1回催しに大森一樹監督をお招きして講演と上映会をした折も取材しに来てくださいました。それ以降も何回か取材を重ねて、放送コンクールに出品。彼女らが作った映像作品は、ミュージアムを紹介するときに上映して重宝しています。

嬉しい頼りというのは、10月30日に行われた京都府総合文化祭放送部門のオーディオピクチャ小部門で、彼女らが新たに作った作品「きょうの町家」が、最優秀賞を受賞したという知らせ。来年8月に宮城県で開催される全国大会に出品されることになったそうです。その作品には、インタビューに応じ「作業場がある京都の町家を借りて、ミュージアムにしようと思った。その場所をワークショップや講演会など、博物館の展示以外のこともできるから、この建物を改装した」と言っている連れ合いの言葉と今年8月25日にアメリカのカルフォルニア大学サンディエゴ校の先生と学生さん20人が見学に訪れた時の様子など5枚の写真が使われているそうです。

米国の学生さんたちが見学に訪れた時は、「せっかくの機会だから」と彼女ら放送部員にも声をかけ、彼女らの先輩にあたる同志社大学生船戸麻衣さんにも通訳を兼ねて来てもらい、日米交流の場にしました。若い彼女らが、ミュージアムの活動を理解し、応援してくれていることがとても嬉しいし、励みにもなっています。

DSC04216 (3)

          写真は今年1月17日に、彼女たちが取材する様子

明日18日には、京都市内で開催される全国高校生伝統文化フェスティバルでも受賞作品が上映されるそうです。残念ながら催しがあるので見に行くことができませんが、たくさんの人にご覧いただければ良いなぁと願っています。

その明日開催する私共の催しは、京都大学大学院生雑賀広海さんの研究発表会「玩具映画としてのチャンバラ映画の受容~阪東妻三郎を中心に」で、13時半開始です。阪妻さんの印半纏2枚も特別にご遺族からお借りして展示させていただきます。放送部員のインタビューに答えた通り、私たちが希望した町家の空間を活かして開催する若者の研究発表会です。こちらも一人でも多くの方に聴講していただきたいと願っています。

 

記事検索

最新記事

年別一覧

カテゴリー