おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2016.12.22column

パテ・ベビー映写機の修理とワークショップ(分解と組み立て)のご案内

あいにくの雨の中、岐阜や大阪などから来館いただきました。昨日、今日と大学生さんらの見学も続き、本当に嬉しいことです。そして、もう一人心強い技術者が昼頃からおいでくださっています。

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dsc08971dsc08976シネマトグラファーの石井義人さん。以前京都国際映画祭の35㎜映写機や大学の16㎜映写機を修理していただきました。今回はパテ・ベビー (9.5㎜)映写機をお願いしました。

パテ・ベビーのカメラや映写機を販売していた国内の会社が作ったと思われるアルマの映写機で、昭和の初めごろのもの。経年劣化で、ズレや埃、留めの緩みなどがあり、それを修理していただいています。こうした技術を持った方がおられることは、大変心強く、ありがたいことです。

年末の大掃除でひょっとしたら昔のフィルムが出てくるかもしれません。そんなときは、どうぞ捨てないでください‼ お持ちいただければ、こうして手入れされた映写機でご覧になることができます。「貴重な映像を次世代に残したい」と活動する私共の願いです。 

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無事に修理完成したアルマ映写機。石井さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました‼

3人で話していて思いついたのですが、この技術を次世代に継承すべく、アルマ映写機を分解して組み立てるワークショップを開催してみてはと。世の中にはスクリーンに映った「映画」そのものが好きな人もおられるでしょうが、いや、それよりも「ポスター」が好きな人、それよりも映画に関する「機械」が好きな人もおられるでしょう。

3番目に挙げた「機械」が好きな人に特化して、先着3人で1回目の参加者を募ります。関心がある人は、ぜひご連絡ください。技術の継承ができることは、当団体設立の初期目標のひとつです。講師は、もちろん石井義人さんにお願いしました。

 

 

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