2016.12.24column
京都新聞に1月8日開催研究発表会「映画音声の保存と修復」のお知らせ掲載
今日の京都新聞京都市内版に宮野起さんの研究発表会のお知らせ記事が掲載されました。所属されているアメリカの「オーディオ・メカニクス」社での仕事を中心に、アメリカでのたくさんの修復事例を紹介いただきながら、専門的な事例や貴重なお話を分かりやすく発表をしていただきます。
1本の映画を復元するのも、アメリカでの復元は、徹底してオリジナルを探し、素材を多く集めて、できるだけ元のものに近いもので復元を目指しておられます。日本とは異なる方法論と修復技術についてわかりやすく教えていただきます。
今、ミュージアムには、近畿大学文芸学部映画ゼミの学生さん6人が来館。普段は映画を見て討論したりしているそうです。授業で習った機材類を見て、触れて、「すげーっ‼」「凄い‼」の声を連発。テキストに載っていても、実際に見て、動かしてみると、原理もすんなりわかって、理解も深まります。彼らは好奇心いっぱいで、質問も多く、とっても興味深くご覧いただいています。嬉しい光景です。
「どうやって、ここへ来たの?」と尋ねると「先輩が前に来て、SNSで紹介していたので、一度来たかったんです」と彼ら。彼らの中から、次世代に貴重な映像を残すことに興味を持ってくれる人が育ってくれたらなぁ。ともあれ、紹介してくれた先輩に、「ありがとう‼」。