2024.02.25column
2月21日嬉しい再会
21日木下惠介記念館担当キュレーター戴 周杰さん来館。昨年1月に知り合って、そのご縁で8~9月は木下惠介展を開催することが出来ました。知的でソフトで好青年の戴さんと知り合えたことはかけがえのない財産です。その戴さんがインタビューを受けられた内容が掲載された本『中国21』Vol.59 (愛知大学現代中国学会編、東方書店)を寄贈して頂きました。
1997年創刊のこの本で中国映画の特集が掲載されたのは2001年に次いで久しぶりなのだそうです。
文中で特に興味を持ったのは国際映画祭の重要性について。そういえば中国映画を観る機会って、日本ではそうないですよね。逆に中国の30~40歳代の映画人は日本映画を割と見ているのだそうです。映画祭という場所を使わないと映画文化の交流は余りできないし、情報の交換や人と人との縁も発生しないというのは頷けます。他の国のこと、そこで暮らす人々を知り、理解するのに有効なのは映画だろうと思います。そういう意味では3月1日から始まる大阪アジアン映画祭は、普段見る機会が滅多にない国の作品もみられてとても大切な場ですし、観客の皆さんも十分それを理解されていて、毎年凄い熱気です。
戴さんはこれからも中国と日本の映画文化交流を上手く繋げていけたらと思っておられます。その活躍を大いに期待しています。いつかまた面白い企画をご一緒したいですね。私が好きな言葉「民際」をこれからも大切にしていきたいと思っています。
そこに、名古屋大学准教授の小川翔太さんが来館。コロナ禍でお会いできずにいた間にパパになっておられて。おめでとうございます
展示している草原真知子先生の“映画”を描いた面白柄着物を見に来てくださいました。日本映画研究のために名古屋大学に短期留学されていたイギリスのウォリック大学アラステア・フィリップス先生にもお勧めいただいて、一足先の7日にお越し頂きました。戴さんと小川さんも交流があるので、みんなで久しぶりの再会を記念して写真を撮りました。
小川さんにややこしい海外書類手続きのことも見て貰えて、いやはや大助かり<(_ _)> 皆さんにお会いできて、とても嬉しかったです