おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2026.05.22column

若い人たちとの再会が嬉しい

まだ春の出会いを書けないままに初夏になりそうな気温の高い日が続いています。町家の2階の暑さを今から心配していますが、皆さまお変わりありませんか?5月19日には、昨年4月3日に提案した建碑が実現し、一年越しの夢が形になり、凄く嬉しいです。このことについては、また別の機会にご紹介したいと思います。昨日20日は、助成金の申請が叶い、朝届いたその知らせに「やったー」と思わず声が出て、ガッツポーズ。ところが、その実行にむけて別の協力者を募る必要があるとわかり、遂行にまだまだ山がありますが、乗り越えて見学者の方に喜んでもらえるよう頑張らねばと思っています。

吉報が届いた昨日の午前中はBS朝日「あなたの知らない京都」の番組ロケでした。昨年10月23日俳優西村和彦さんのロケに続いて2回目で「良いのかしら?」という気もするのですが、少しでも存在を知って貰える機会になるとありがたく。放送日などについては後日お知らせしますね。そして午後は、東京大学史料編纂所の皆さんが資料調査に来てくださいました。この調査の結果を踏まえて、いずれは展覧会と講演会をしたいと思っています。調査対象資料を寄贈いただいた経緯も面白い出会いからでしたが、それを調査に来てくださった専門の先生との出会いも、偶然の声掛けから始まって。好奇心のアンテナを張っていれば、こうしたワクワクする展開につながるのかも。「この流れで、私どもの今後に関する良い情報とも巡り合いたい」というのが最大の願いですが、これはなかなか高いハードルがあって💦 24日夜の総会では、この難問を主に意見交換をする段取りです。

さて、ここ数日、若い人たちと再会が続きましたので、忘れないうちに。

墨絵のアニメーションが素晴らしくて、一目見て心を掴まれ、京都国際映画祭で禅宗のお寺を会場に上映したいと夢見ていた宮嶋龍太郎さん。2019年9月20日・21日、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了生たちによる新作短編アニメーション6作品をご覧頂く「アニメーション・パレット2019」を当館で開催した折に出会いました。京都国際映画祭が突然なくなってしまったので、彼の作品『CASTLE』を上映しそびれ、ずっと惜しく思っていました。それ以降も彼の作品は素晴らしくて、世界中で注目され評価されています。そして、今私が一番興味を持っているのが、彼の最新作、ピンスクリーンによる『REST』。1932年南フランスのアレクサンドル・アルクセイエフと妻のクレア・パーカーによって開発された技術だそうです。せっかくの機会ですから、どうやって作るのか説明してもらいましたが、動く銅版画のような感じかな。今年は状況を整える必要があるそうなので、来年5月あたりに披露して頂けたらとお願いしました。

17日は柴田康太郎さんが下鴨映画祭の前に来館。2015年秋に『忠臣蔵』を早稲田大学演劇博物館で上映するに際し、連れ合いがお会いしたのが最初かもしれませんが、私の記憶では当館所蔵無声映画時代の楽譜を熱心にご覧になっていた印象があります。もうそれから10年以上経っていて、光陰矢の如しです。順調にいけば、この秋のイタリアのポルデノーネ無声映画祭会場でもお会いできるようです。そこでは当館の『おもちゃ映画で見た日中戦争』だけでなく、『血煙高田馬場』も上映していただけ、後者の『血煙…』は来月同じくイタリアで開催されるボローニャ復元映画祭でも上映されると教えて貰いました。海外の熱心な無声映画ファンにご覧いただけることをとても嬉しく思います。

17日は北海道の松山明憲さんが久しぶりに顔を見せてくださいました。新拠点へは初めて。手土産にいただいた北海道土産のハスカップを用いたお菓子。彼が住む苫小牧市の「市の木の花」に指定されているらしい。いつも笑顔を絶やさない松山さんは、大の無声映画ファン。翌日に来てくださった活弁士の尾田直虎さんに会わせてあげられなかったのが何とも残念。京都市東山区にある真言宗智山派の総本山の智積院で研修のため来京。

丁度見ごろを迎えたカキツバタと一緒に。苫小牧では兄弟3人で、檀家周りをしてお経をあげているのだそう。話をしているだけで安らぎます。きっと地域の人もそのように感じておられるでしょう。

そして、18日に来館の尾田直虎さん。この日まで京都高島屋で開催「鈴木のりたけ 大ピンチ展」を見に行って帰ってきたばっかりの私。帰りの新幹線の時間まで少し時間があると聞いたので、この展覧会は尾田さんに何らかのひらめきをもたらすに違いないと思って、入場券を渡して見に行くように勧めました。親子連れで大賑わい。今チラシを見たら事前日時予約制の日が多かったみたいだけど、招待券だったからか、すんなり入れたのはラッキーだったのかもしれない。で、尾田さんは私の圧に屈したのか、この後、素直に高島屋へ行って見学、その後車中の人に。律儀な彼は、展覧会の感想も添えてメールを送ってくださいました。

この日、当館は11周年を迎えましたので、その記念に特製お猪口をプレゼントしました。2015年5月18日からスタートし、12年目が始まりました。老いた私ども夫婦、有終の美を飾れるようもうひと踏ん張りしなきゃ。

11年の間には、思うように進まないこともあり、

大変なものを踏んでしまって、「あーぁ」と溜息をつくときもありますが、どうにかこうにか11年走り続けました。展覧会のチラシに「大ピンチを楽しもう‼」と書いてあります。そうですね、楽しむくらいの余裕がないと、いけませんね。

5月19日のNHK「あさイチ」の特集は「大人の小ピンチ」でした。前日終了したばかりの展覧会の続きをテレビで拝見する偶然。MCの博多花丸・大吉さんの間に、鈴木のりたけさんが描かれたお二人の似顔絵が!展覧会の記念に買った黄色い木綿のハンカチーフ、可愛らしいので首にそっと巻いてみようかしら。大小ピンチを乗り越えて、12年目も健康に気を付けながら、歩んでいきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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