おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2022.12.29column

サイト「ニッポン・シネマレトロ・キョウト」運行開始

17日付け京都新聞「地域プラス」面。12月1日「映画の日」を選んで「ニッポン・シネマレトロ・キョウト」のサイトがオープンしました。トップ画面に当館所蔵阪東妻三郎の『お好み安兵衛・花婿の巻』(1932年、東隆史監督)が用いられています。時代劇の再興を願って動き始めたこのプロジェクト、皆様の応援を宜しくお願いいたします。

17日はあいにくの雨模様でしたが、同時進行的に始まった「ノスタルジック京都」のモニターツアーが実施され、当館正会員で映画史家の山口博哉さんが、10日に続いて2度目の映画パートの案内人を務めました。これまで彼が京都における撮影所、映画館、映画人縁のスポットなどを良く調べていて、実際に歩いていることもあり、知識が豊富と主催者に紹介しました。山口さんはライフワークである轟夕起子についての研究発表の場でも、真面目な発表の合間にユーモアを交えて語りかけ、参加者にストレッチを指導して凝りをほぐしたりと何しろ気配り抜群‼持ち味を発揮してモニターツアーの評判は上々だったようです。

コースは嵐山・太秦エリア。JR嵯峨嵐山駅からトロッコ列車に乗ってトロッコ嵐山駅まで行き、そこから大河内山荘へ。嵐電嵐山駅から貸し切り電車嵐電301形(昭和46年製)に乗車。特製弁当を頂きながら四条大宮駅まで着いたら、同じように貸し切り電車で帷子ノ辻(かたびらのつじ)へ。駅の地下で当館所蔵映像の中から大河内傅次郎出演の作品を編集した時代劇映画の上映と映画座散策でお買い物タイム。案内人山口さんの絶口調も功を奏して、皆さん身を乗り出して見入っておられたとか。いずれはこの場所で活弁上映ができたら良いなぁと既に夢見ています。

再び帷子ノ辻から等持院・立命館大学衣笠キャンパス前に移動して、そこから歩いて等持院へ。日本映画の父と呼ばれている牧野省三は、1921年等持院境内に京都唯一の寺内撮影所を設けたことがあり、それを記念する大きな牧野像が聳え立っています。この日モニターの皆さんが乗車したトロッコ列車には、実は私、まだ乗ったことがなくて。本音で言えばミュージアムを休んで自分がモニターの申し込みをしたいくらい羨ましかったです。トロッコ列車から見る保津峡は『暴れん坊将軍』『水戸黄門』などロケ地として多くの作品に用いられています。また、この日訪れた大河内山荘は、大河内傅次郎が30年の歳月を費やしてつくり、そこからは嵐山と比叡山が眺められて絶景です。六剣聖あるいは七剣聖と言われる時代劇の人気スターたちですが、それぞれ個性ある人生を送り、大河内傅次郎は今も訪れる人を魅了する素晴らしい山荘を残しました。

モニターツアーは、等持院で解散し、無事2回とも無事終了しました。山口さんの気合は十分で、着物姿で案内したのだそうです。

私どもも、所蔵している昔のチャンバラ映画をツアーで活用して頂けて嬉しいです。ただ発掘して修復し、保存するだけではもったいなく、活かしてこそ意味があると思っていますから。今度「ノスタルジック京都」が開催される折には、ぜひともご参加をお勧めします。「映画の日」のトークイベントの様子は、当館YouTubeチャンネルでも公開しています。他にもいろいろ公開してますので、お時間があるときに覗いてみて下さい‼

 

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