おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2024.05.14column

ミュージアム存続の危機に際し、皆様からの寄付金を広く募ります

今朝の京都新聞で当館最大の悩みを大きく報道して頂きました。記者さんが私どもの気持ちを理解して書いて下さいましたことを、とても嬉しく思います。ぜひ記事をお読みください‼

心優しい皆様の応援を必要としています。どうぞ宜しくお願いいたします。

これまでの私どもの活動につきましては、こちらで書いています。自分たちにできることを精一杯やってきた日々の記録です。

知り合いから「再スタートするなら助成金が得られるかも知れない」と教えて貰い、ひょっとしたらと思って、国が設置している「京都府よろず支援拠点」に予約を入れて、今日出かけてきました。今後どういう風に対応すれば良いのか専門家の助言を求めたかったのです。中小企業診断士・社会保険労務士の先生は私どもの話に真剣に耳を傾けて下さいました。その先生がいわれたのは、「いつまでも手弁当では持続しない。活動を継続しようと思うのなら、人件費を払えるような体制にして行くことが大切。映画保存を大事に思う時間とお金に余裕がある人々をどんどん仲間に取り入れて広げていく方が良い。インバウンドを意識して発信を一生懸命して来館者を増やす努力を」などと助言していただきました。

先ずは、収支の見通しを立てて、

①どうしても(京都国際映画祭が終了したことによる減収等で)赤字を避けられないなら、持ち出しをやめて、思い切って、きりの良い10年で閉めてしまう。

②モノを預けておくだけならトランクルームなどがある。新しい場所で発生する引越し、耐震、改修等の諸費用が不要で、ランニングコストが少なくて済む。

③大学に呼びかけて「京都国際マンガミュージアム」のように空き建物を活用したミュージアムを設置して、所蔵品を大学内外の人が広く活用できるようにして貰えないかを相談する。

④個人の趣味や活動として自宅を展示場所にして公開する。

の4つの選択肢を示して下さいました。冒頭に掲げた助成金に関しては「経済産業省の補助金は売上拡大を支援する目的なので、要件が多い上に少なくとも5年間の報告が必要。映画アーカイブ施設ができるまでのつなぎとしての助成というのは該当しない。クラウドファンディングで必要資金を募る方法もあるが、達成できるのは4割程度と低いのが実情」だとのこと。クラファンは手間がかかる上に、多くの手数料を支払わねばならないと耳にしますが、「申請で成功した人も多くの場合コンサルタントに依頼している。資金調達にいくらかかかるのは仕方がない」とも言われました。

これまでの活動を通して、私どものことを理解し、応援して下さっている海外の大学への寄贈を私自身は思ってきましたが、日本の文化・芸術に対する支援の薄さは皆さんよくご存じで、この意見に反対した人に出会ったのは一人だけでした。京都に文化庁がやってきましたが、人づてに聞いた話によれば映画は東京が管轄で、京都ではないようです。京都には神社仏閣が多く、国宝や文化財、祭り、伝統工芸がたくさんあってその維持も大切な問題です。そんな中、たかだか120年ちょっとの映画には席がないのが実情のようです。先日お会いしたテレビメディアの局長さんは赴任して2年ほどのようですが「そういえば、京都は映画に冷たいですね」と仰いました。

京都はかつて「日本のハリウッド」と呼ばれ、新聞記事で太田が言うように推定でも1万5千本以上、テレビ映画を加えるとその数倍はくだらない映画作品をつくってきた街です。今も何らかの形で映画に関する資料を家で保存されているお宅もあり、その方たちはそれらの行く末を気にかけておられます。決してうちだけの問題ではありません。最近、黒澤明監督のコレクターの方とお会いました。こういう話をすると「他人ごとではない」とその方も仰っていました。

とりあえず、今は撤去に際して原状回復のための費用、新たな借用地での耐震診断と改修費などいくらかかるのかを早急に見積もり、収支計画を立てて、冷静にどうすれば良いのか判断しないといけません。余り時間がないのですが、その選択で、仮に所蔵品を国内外のふさわしい場所に寄贈するにしても、貴重なフィルムの発掘と保存、それから長年にわたる太田の経験知を活かせるようその窓口だけは、これからも継続していきたいと思っています。

昨日はVIPO(特定非営利活動法人映像産業振興機構)の人と話しました。今年は当館も国立映画アーカイブ事業の「令和6年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」として調査対象にして貰えることになりました。2015年から細々と映像の発掘と保存、活用に取り組んできましたが、それ以前に大阪芸術大学時代にやっていた「玩具映画及び映画復元・調査・研究プロジェクト(略して“玩具映画プロジェクト”)から散逸の激しい無声映画の発掘と復元、保存活動をやってきました。京都には映画の殿堂もなく、先達たちの資料類も散逸を止められないでいる中、どういう形になるのか、決断まであまり時間がないのですが、それらの映画遺産を再び散逸や廃棄されることなく、次世代に継承していくことが私どもの願いです。

そのための活動資金を皆様にも応援して頂きたいです。

先日、稲畑勝太郎がシネマトグラフの試写実験をした場所とされる元立誠小学校跡地利用で尽力された諸井誠一さんとお話をしていたら、「箱物は、現在ある施設を活用すれば何とかできるかもしれないが、それ以降の運営資金をどう集めるのかが難しい」と言われ、先ずはアーカイブの施設を作って欲しいと動いていますが、それ以降も考えると財団や企業、国や府・市のご理解と援助が必要で、ぜひともお願いしたいです。

【寄付金の受け入れ先】

◎ゆうちょ銀行京都大宮六角郵便局

 【店名】○九九(ゼロキュウキュウ)口座番号00940-9-235277

名義:一般社団法人京都映画芸術文化研究所

◎京都銀行大宮支店

普通預金口座4176215

名義:一般社団法人京都映画芸術文化研究所 代表理事 太田米男

(読みは、イッパンシャダンホウジンキョウトエイガゲイジュツブンカケンキュウショ ダイヒョウリジ オオタヨネオ)

 

皆様からの応援をどうぞ宜しくお願いいたします。賜りましたお志への御礼につきましては、後日改めてお知らせします。

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