おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2024.05.22column

肌絵師 田中光司さん

今日はとても興味深い人と出会えました。肌絵師田中光司さん(向かって左)と助手の小林 亮さん。劇用刺青絵師として19999年頃から描き始め、『難波金融伝 ミナミの帝王劇場版PartXIV 借金極道』から本格的に開始、北野武監督が『座頭市』(2003年)を撮られるときに、スタッフの人から推薦されて、肌絵師として参加。以降『アウトレイジ』(2010年~)シリーズで活躍。公式サイトを拝見すると様々な作品に関わっておられます。

5月1日から始まった「毛利清二の世界 映画とテレビドラマを彩る刺青展」には、大勢の彫師さんや刺青を入れて自己表現されている方が来館されましたが、毛利さんと同じ仕事をされている若者がおられることを初めて知りました。主に東京の映画で活躍されていますが、出身は京都なのだそうです。

「肌絵師」という言葉は、東大阪の彫武さんという彫り師の方が名付け親。田中さんの師匠にあたる方です。弟子の小林さん共々二人とも刺青をなさってはおられませんが、良くそのことは尋ねられるとか。毛利さんの下絵を熱心にご覧になっていました。最初の頃、手立てがなかったので毛利さんがお書きになった『刺青絵師-毛利清二自伝』(1998年2月、メディレクト)を読んで参考にしたそうです。今度毛利さんとお会いした折りに田中さんのことをお伝えしましょう。きっと喜ばれると思います。

「そうか、展示に毛利さんの自伝を加えたら良いな」と思いついて、ネットで購入しようと検索しましたが、残念なことに、なかなか手に入らない本のようです😢

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