2025.02.24column
アンナ・ウェルトナー監督『Toy Film Story』のクラファンがスタートしました‼
私どもが初挑戦しているクラウドファンディングは28日までなので、残り4日になりました。慣れないことでマゴマゴするばかりでしたが、無事初期目標を達成することが出来ました。全国の皆さんからだけでなく、海外からのご支援もありました。多くの皆様からのご支援に心から御礼を申し上げます。まだまだ高みを目指して最後まで走り続けますので、お知り合いにもご紹介頂き応援して頂ければ嬉しいです。https://camp-fire.jp/projects/811613/
クラウドファンディングに、アメリカのドキュメンタリー作家でビデオアーティストのアンナ・ウェルトナー監督が製作中の『Toy Film Story(仮題)』にクレジットを載せるリターン(3万円以上のご支援を頂いた掲載希望者。該当する方で、ご支援時に記入忘れがある方はご連絡ください‼)を用意しています。そのアンナさんは、4月初め新拠点での再開館を撮影するために3月末に来日され、2日~9日新ミュージアムで撮影をされます。その渡航費用などを捻出するため、今朝からクラウドファンディング キャンペーンのページを公開されました。 crowdfundr.com/toyfilmdoc.1分間の紹介動画もありますので、ぜひクリックしてご覧ください。
昨年8月7日当時京都に住んでおられた幼馴染のシラさん(京都大学客員教授)をご主人のショーンさんと一緒に訪ねた折り、暖簾をくぐって来館いただきました。いつも旅行する時は、映画や映画文化に関連したことや見るべきものを事前に検索しておられるそうで、幸いにもその中に「おもちゃ映画ミュージアム」も含まれていました。通りがかりに目に飛び込んだチャップリンの『キッド』や{TOY FILM MUSEUM」の看板で、「ここが正しい場所だ」と確信した、とアンナさんは言います。
その時私どもと会話した内容がとても印象に残られたようで、「映画の歴史について学ぶことができたのは、本当にうれしくて、日本訪問のハイライトのひとつでした。帰国してから紙フィルムについてたくさんの人に話しました」と9月13日朝に最初のメールが届きました。アンナさんはミュージアム訪問後、ネットで検索しても当館に関する作品がないことから、「これは映画になる!」と思ったのだそうです。
送って下さったメールのタイトルは「Want to make a documentary?」。8月11日付けで海外からのお客様を紹介した上掲写真も載せたブログを既にお読みでした。アンナさん(おもちゃ映写機を手回しされている女性)は、特に芸術と美術史に興味がおありで、「二人が映画史を保存するために取り組んでいる活動は、とても魅力的で、短編ドキュメンタリー映画の題材として最適だと思います。そのようなプロジェクトに参加することに興味はありますか?」と尋ねる内容でした。
連れ合いの教え子の一人、志子田勇監督が「ドキュメンタリーに」と提案して下さったことがありましたが、海外の方が取り組まれることになろうとは想像もしていなかったので、驚きました。けれども、ミュージアム拠点にしている京町家の賃貸契約が3月で切れることから引越しを決断したところでもあり、現在地での記録は良い思い出になるとプロジェクト参加の意思を伝えました。それから、このプロジェクトが始まりました。
時差が大きい環境下でZoomでの打ち合わせを経て、昨年11月25日に館内で顔を合わせてのミーティング。その後、12月9日に離日されるまでの撮影に関しては自費で工面されましたが、今度の来日と、その後の作業に対する費用がたくさん掛かることから、その支援を求めてのクラウドファンディングです。どうか、皆様のご支援を宜しくお願い致します!!!!!
先に、この「ドキュメンタリー映画へのクレジット記載希望について忘れている方は連絡を下さい」と書きましたが、同じ3万円以上支援者で4月3日(木)の内覧会への参加を希望する方も、人数把握と準備のために連絡をいただければ助かります。クラウドファンディング終了後に確認のメールをお送りしますので、お返事いただけますようご協力を宜しくお願い致します。
また、4月3日からの映画撮影中に映り込む場合もありますので、お一人ずつ「同意書」に署名をお願い致します。面倒をおかけしますが、この点もご協力をお願い致します。
今日アンナさんと交わしたメールには、「9月に連絡してこのプロジェクトを開始して本当に良かったです。ですから、確かに良いアイデアだったと思います」と書いて下さいました。次回の再会と撮影を私どももとても楽しみにしています。