おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2025.03.05column

明晩9時、BS12「昭和発掘ファクトリー」に刺青絵師毛利清二さんが登場されます‼

昨年5月から7月まで開催した展覧会「毛利清二の世界-映画とテレビドラマを彩る刺青展」の主人公、毛利清二さんが明日夜9時からのBS12船越英一郎さんの番組「昭和発掘ファクトリー」に出演されるそうです。詳しくは、こちらをご覧下さい。https://www.twellv.co.jp/news/whatsnew/2025/109559/

鶴田浩二さんとの思い出を語られるのでしょう。一匹竜の話かな?と想像しつつ、もっともっといろんな話が聞けるかもと期待して放送を待ちます。

これは昨年の展覧会のチラシ。下絵は監督や俳優さんへのプレゼン用に描かれますが、実際に体に描く時は一切下絵を見ないと仰っていました。「頭の中に全て入っているから」と仰っていて、凄いなぁと感心しました。「一番慌てた時は?」と愚問を発したら、「一日で撮り終えるスケジュールだったのに翌日まで延びたことがあった。その時は記録を残しておらず、描いた絵が右向きだったか、左向きだったか不安になったが、スチールカメラマンが写真を撮っていたことを思い出し、それで確認して同じ絵を翌日描くことができた」と話しておられました。この話が私には印象深くて。何十年経ってもハラハラした思い出を忘れることができないのでしょう。

これは昨年6月30日、女優の高島礼子さんが駆けつけて下さった時の記念写真。高島さんが手にしておられる本の表紙が『陽炎』で、背中に施されているのが毛利さんが高島さんに描いた刺青です。久しぶりの再会に、毛利さん抑えた表情ながら嬉しそうでしたね。

後列向かって右端の化粧文化研究者の山本芳美都留文科大学教授と、左から2人目の京都大学大学院生で東映太秦映画村映画図書室学芸員の原田麻衣さんが、毛利さんからお話を聞いて綴った本『刺青絵師 毛利清二―刺青部屋から覗いた日本映画秘史―』が、3月24日に青土社から発行されます。http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=4011&fbclid=IwY2xjawI1PaRleHRuA2FlbQIxMQABHdxWcVwuMcOHk9-j800Q9ADDRVAZDbOu-VKSMB7wZ2kCx1X5RFaWOyCpXg_aem_E8K967VDwqeiTlF1X6CVbg

こちらも、どんな秘話が聞けるのか楽しみですね。

これは、6月30日の毛利清二さん。とても94歳には見えない格好良さ。健康で、頭脳明晰、シュッとしてお洒落。こういう年齢の重ね方をしたいものだと心底憧れます。出版を記念して、今年もう一度毛利さんをお招きしてお話を伺う催しができるかもしれません。その時をどうぞお楽しみになさって下さいね‼

 

 

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