おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2019.08.09column

イタリアの新聞で紹介してもらいました!!!

IMG_20190809_0001 - コピー昨朝のツイッターで、イタリアから来日中の日本映画研究者ボスカロール・マッテオさんが執筆された、当館と所蔵する紙フィルムを紹介する記事が、同国の日刊紙イル・マニフェストに掲載されたことを知りました。

マッテオさんが来館されたのは、6月27日午前中のこと。その日は大切な用事が外であり、春から時々ボランティアとして活動を手伝ってくださっている河田隆史さんに留守をお願いしている間のことでした。きっと河田さんの案内がマッテオさんに好印象をもたらしたのでしょう‼ 早速ツイッターでも「面白いから、ぜひ訪れてみて」と呟いてくださいました。それからは、私もフォローをして相互に繋がりました。直接お話はまだしていませんが、日本語の読み書きが堪能な方なので、やり取りは楽ちんで、大助かり。

とりわけマッテオさんは、写真の家庭トーキーとレフシーの紙フィルムに興味を持ってくださったようです。いつも口頭で説明していたのですが、掲示用説明文を書き、それの英訳をアメリカのバックネル大学のエリザベス・アームストロング先生とエリック・ファデン先生にお願いしたところ、ファデン先生が紙フィルムにのめり込まれて、1~4月来日中は、毎週のように通って、紙フィルムをデジタル化されました。その成果は、今年11月ストックホルム大学で開催されるメディア考古学学会で発表される予定です。ファデン先生は、紙フィルムの映写機と同期させるレコードも入手されたようですから、相当な熱の入れようです。

マッテオさんも紙フィルムに魅せられて、「大人の科学」で過去に発売された「紙フィルム映写機」をgetされたようです。海外の人が、僅か5年間しか流通しなかったとはいえ、日本独自の紙フィルム文化に関心を寄せて下さったことが、とても嬉しいです。

それだけではなく、マッテオさんには、厚かましくも、当館所蔵のフィルムがイタリアでつくられた珍しい映像ではないかと、そのことも調べて欲しいとお願いしています。ご親切に、イタリアやアメリカの研究者にも尋ねてくださるとの返事が届きました。1回の出会いから、このように心丈夫な応援団を得られることは、なんて幸運なのでしょう!!!

アメリカのロチェスター大学ジョアン・ベルナルディ先生らの尽力で、フランスの有名なWEBサイト「シネマクラブ」で7月19日~25日の1週間にわたって、所蔵する小津安二郎監督『突貫小僧』が上映され、当館のことも紹介していただける幸運があったばかり。夫婦でやっている小さな私設ミュージアムですが、こうして世界中の方の応援を得て「頑張れ‼」と背中を押して貰っているようです。その期待に沿えるよう、これからも頑張らねば!!!!!

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