おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.06.05column

海外からのお客様

先日お見えになった国立フィルムセンター主幹・岡島さんから、「トオイ(遠い・TOY)映画のミュージアム」とダジャレを披露して貰いましたが、開館から半月を過ぎ、来館いただいた人々を振り返ると、韓国、台湾、フランス、イギリス、米国など「遠い」海外からのお客様が多いことに気付かされます。日本の映画、映像文化を研究する人が多いので、一様に日本語がお上手です。英語が不得手な私も、身振り手振りでコミュニケーション。

OtaPollock

5月24日(日)に来館され、トーレンスのターンテーブルを修理して下さった米国人3人連れのお一人、Timothy W.Pollockさんからメールが届きました。論文執筆中で、当館所蔵の古い日本映画をもっと勉強したいから再訪したいとのこと。もちろん大歓迎。

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昨日来館された米国ペンシルバニア州にあるバックネル大学准教授のエリザベスさんとエリックさん。生憎館長が大学の授業で不在でしたので、次の日曜日に再訪してくださいます。無声映画の活弁付を上映しましたら、活弁のこともよくご存じ。以前活弁士の片岡さんから聞いた話をしましたところ、やはり米国で無声映画に活弁をつける場合は、英語でないと難しいそうです。オペラでも同様だとか。ヨーロッパでは「日本の文化だから日本語でやればいい」という具合だそうです。英語であれ、日本語であれ、日本独自の文化である活弁を世界の人に知ってもらうのは素敵です。エリザベスさんは、同じ話芸の落語が大好き。ひとしきり贔屓の落語家の話で盛り上がりました。

彼女曰く「遠い私たちの方が、このミュージアムのことを良く知っている。ここへ来る道を周辺で聞いても知らない人ばかりだった」。インターネットは国境を越え、見知らぬ者同士をめぐり合わせてくれる。そうした来訪者との出会いが、今はとても楽しみです。

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