2023.04.23column
花に励まされて
今朝、気が付いたばかり。嬉しいのでここで書きます。
毎日根元の方ばかり見ていて、その先を見ることを忘れていました。
昨年5月18日開館7周年を迎えたのを記念して、サカエマチ中央ビル社長山川雅行様からお送りいただいた大輪の胡蝶蘭です。開催中だった「川喜多長政と中国―映画の国際交流を求めて―」展に華を添えて下さいました。毎年のようにこの日にお送り頂いているにも関わらず、どうにも冬が越せず、いつも枯らしてしまっていたのですが、今年は3株あったうちの1株が越冬し、可愛い葉を見せてくれたのが嬉しくて、毎朝その小さな葉っぱを見ては声掛けをしていました。
けれどその先はどうせ枯れているものと思い込んでいました。たまたま今朝、その先を見たら、なんと新しい芽吹きがあるではありませんか！ビックリして今頃育て方をネットで見ていたら、それに反することばかりしていたことに気付き💦 去年はラッピングを外したら枯れてしまったので、今年はそのまま放置。育て方の達人がご覧になったら、呆れかえられるでしょうが、取りあえずこの先どうなるのか鉢の上下に目をやりつつ、観察を続けます。奇跡的に花が咲いてくれたら、どんなに嬉しいことでしょう。
今年1月20日Facebookで「一昨年はこの小さなシクラメンが、一年中ほぼ途切れずに花が咲いて、『こんなことってあるのかしら？』と不思議に思いつつ、『コロナで疲弊している自分への応援なのだろう』と思って毎日眺めていました。ところが昨年は、今頃の時期に一度咲いたきりで、その後まるで枯れたよう。『最後の力を振り絞って花を咲かせてくれたに違いない』と思っていたのですが、ちゃんと花の生命が持続していて、今年の花が咲きました‼ 少なくともこの鉢と暮らし始めて20年ぐらいかしら。懸命に生きる姿に、見ている私が励まされています。本当はこの写真を『緩和ケアに専念することにしました』と正月にメールをくださった方に見せてあげたい」と書きました。そのシクラメンが今も健気に咲き続けています。
1月20日以後にも、緩和ケアに専念されている方にメールを差し上げたのですが、返事がないまま…、「どうぞ、ご無事でいて下さい」と祈るばかりです。
もうすぐ5月になろうとしていますが、新しいちっちゃな蕾が膨らんで愛らしい。小さな鉢のシクラメンに、この先も励まされる日が続きます💗💛💖